社会人になると、友人や知人、親戚などから
『結婚式の案内状』が届いたりする事、ありますよね。
こういう時、『スーツやドレスでお越しください』、
といった指定があればその通りにすればいいのですが、
『平服でお越しください』と書かれた場合、
迷いませんか?
届いた経験のある方なら『確かに』と思うかも知れませんし、
まだ届いた事のない方も、これから経験するかもしれません。
ここではそんな『平服ってどんな服なの!?』とお困りの方や、
『知らないままだと後々困った事になりそうだぞ』という方の為、
『平服とはどんなものなのか』
『どんなシーンで着用するのか』
など、様々な事を紹介していきたいと思います。
しっかり覚えてきちんとした格好で行けば、
その場にいる方からも
『流石〇〇さんはちゃんとしてるわ』
と一目置かれる事もあるかも!?
では早速行ってみましょう!!
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平服とはどんなスタイル?!
女性の場合シーン別!平服の例の注意点
普通に生活しているとなかなか聞く事のない『平服』という言葉。
これがそもそも何なのか解らないと、
『何故その場面で平服なのか』も解らないですよね。
ここではまず、
『服に関するちょっとした知識』
を紹介するところから始めたいと思います。
☆ドレスコードとは☆
平服を語る上で外せないのが『ドレスコード』。
これは、国際的かつ公的なパーティーなどでよく使われる言葉で、
『その場における服装規定』といった意味合いの言葉です。
基本、こういった場への招待状などには
『〇〇のような服装でお越しください』と指定が入るのです。
最近ではそういった公的な場のみならず、
冠婚葬祭やちょっとおしゃれなレストランなどでも、
このドレスコードが設定されている事があります。
ドレスコードはその場における服装の目安にもなっている為、
これを覚えれば
『どのような場面でどの服を着るのか』
を考えやすくなります。
この記事で表題にもなっている『平服』とは『略礼装』の事で、
ドレスコード上は
『正装を着るほどではない場面で着る礼服』
という意味になります。
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☆ドレスコードにおける平服の目安とは☆
では、結婚式の案内において
『平服でお越しください』と書かれていた場合、
どのような服で臨めばいいのでしょうか?
平服とは、ドレスコードでいう言う所の
『略礼服』にあたる服装の為、
女性の場合、『平服』とされているならば、
主には『ワンピース』や『スーツ』、
和服であるなら『付け下げ』『訪問着』など、
『華美になり過ぎない程度にその場に見合った服装』が望まれます。
これが『ドレス』などになると、
ドレスコード的には『正礼装』になってしまいますので、
『その場には見合わない服装』となります。
あまり格式張り過ぎていてもよくないのです。
ほどほどが肝心という事ですね!
平服は男性はスーツを着用が基本!
シーン別のネクタイと小物選びの例
☆男性の平服には何を着ればいいのか☆
では男性の場合はどうなのか、というと、
男性の平服は『ダーク・スーツ』『ラウンジスーツ』といった、
いわゆる『背広』に『白ネクタイ』
といった服装が望ましいと言われています。
和服の場合は、
『紬(つむぎ)』『色無地』
などの着物や羽織りがこれに該当するもので、
黒帯にする事によって葬儀にもこれで出られるようになるのだとか。
スーツの場合は胸ポケットに
『ポケットチーフ』を用いるのもお忘れなく!
これがないと『ただのビジネススーツ』に見えてしまいますので。
☆実は海外では通用しない組み合わせ☆
上に言ったように、
『背広』と『白ネクタイ』の組み合わせが日本では主流ですが、
実はこれは日本で発明された組み合わせで、
海外で同じ格好をすると
『この人マフィアか何かか?』
と首を傾げられてしまう可能性があります!
海外では、このような場合『グレーのベスト』を羽織り、
『ディレクターズスーツ』や『コールパンツ』、
『グレーカラーのネクタイ』
といった服装で臨むのが一般的なのだとか。
最低でも下に履くズボンだけでも、
『コールパンツ』にする方がいいみたいですよ!
もし海外で結婚式を挙げる予定の方、
参列する予定の方がいましたら、どうぞご注意くださいまし。
平服でお越しくださいと結婚式案内状に?!
知っておきたい服装マナー
男性でも女性でもそうなのですが、
『結婚式』という場の雰囲気は日常とは大きく異なり、
その場その場の雰囲気も大分違ってきます。
ここではそういった『結婚式での服装の基本』をメインに、
結婚式で着ない方が良い服装や状況に応じた服装の選択など、
マナーに関わる部分の紹介をしたいと思います。
☆ドレスコードに見合わない服は着ない☆
これに関しては、先に最初の見出しで説明した通り、
その場のドレスコードに相応しい服装で参加する事が大事です。
『平服で』と案内状に書かれているなら、
それは逆に『平服以外ではこないでね』という意味でもあります。
あまりかしこまり過ぎた格好はかえって悪目立ちしてしまい、
周囲や新郎新婦からしてみても、
折角の幸せな雰囲気が台無しになったりすることもあるのです。
同じように、『正装ではない=普段着』のように勘違いして、
ジーンズにシャツといった砕けた格好で参加して白い目に……
という事にもなりかねませんので、この辺りはご注意を!
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☆新郎新婦より派手な服は避ける☆
折角のお祝いの場なので、
『華やかな衣装になりたい』
『できるだけ綺麗な服で臨みたい』
という気持ちは多くの人が共感できると思います。
ですが、招待される立場の方はあくまで結婚式では脇役。
主役の新郎新婦が霞んで見えてしまわないように、
参加者の方はあくまで脇に控えるように、
明るいにしても目立ち過ぎない色であったり、
あまり派手な柄や模様がないものを選択するようにしましょうね。
☆新郎新婦や参加者を考え、確認する☆
上では『ドレスコードは守るように』とは言いましたが、
例外と言いますか、近年見られるようになったケースとして、
カジュアルな結婚式が開かれる場合があります。
これは、よく見かける親戚や知人の多くを呼ぶようなものではなく、
ごくわずかな身内や友人だけを集めた、
比較的小規模な結婚式で増えているのですが、
こういったものの場合、
『平服で』がそのまま『普段着』を指す言葉となる事もあります。
この辺りは実際に式を開く方の意向も関わってきますので、
事前に確認をするのが大切です。
確認もないまま『普通の結婚式での平服』で参加して、
カジュアルな格好の友人たちに笑われてしまうのは避けたい所。
大切な人達のいい思い出となれるように、
また自分にとってもいい思い出にできるように、
服装に関してはきちんと
『報・連・相』を怠らないようにしましょうね!
意外と選択の幅が狭い平服についてのまとめなどを
何も知らないと『平服で』と言われても、
『それはなに!?』と混乱してしまいますよね。
言われてから調べたりして『ああこういう意味か』と思ったり。
できればそんな事にならないようにと、
今回は平服について紹介してみましたが……
筆者自身、
『平服で』の意味を知らなかったのでとてもいい勉強になりました。
これでもういつ結婚式にお呼ばれされても大丈夫ですね!
それにしても、
海外で同じ格好をするとマフィアと勘違いされるとは……
文化の違いの為仕方ないのかもしれませんが、
海外で式を挙げる方も増えてきている昨今、
そういった参加者の人々を見て、
海外の方はどのように思うのでしょうね。
興味深い様な、知るのが怖い様な……
ともあれ、折角のお祝い事ですし、
勘違いなく、幸せな記憶にしたいものです。
さあこいハッピーウェディング!!
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