乗り物酔い 生活

乗り物酔いの克服法!これで辛い乗り物酔いが怖くなくなる!?

車やバス、タクシー、電車や船……

旅行や帰省のシーズンになると、様々な乗り物に乗る方も多いかと思います。

長い移動時間の中、家族や仲間と一緒に景色を楽しんだり会話が弾んだりと、貴重なコミュニケーションを取る絶好の機会ですね!

ですが、『どうしても乗り物酔いが……という方もいらっしゃるでしょう。

他でもない筆者も過去に乗り物酔いが酷くて辛い経験をしました。

周りは楽しんでるのに、自分だけが苦しい』乗り物に乗る度にそんな気分になったのでは、折角の楽しい移動時間もただ辛いだけになってしまいますね。

この記事では、そんな苦しむあなたの為に、乗り物酔いを克服する為のアレコレを紹介していきたいと思います。

簡単な方法も多いですので、是非とも一緒に克服しましょう!!

乗り物酔いが起こる理由とは?

乗り物酔いという症状は、主に三つの要因によって起こります。まずはそれを知って、乗り物酔いについての知識を深めましょう!

1.平こう感覚の情報が過敏になって、自律神経が異常を発する

これが一番典型的な乗り物酔いの例だと思います。

人は、耳の最も内側『内耳(ないじ)の中の器官が正常に働いて、平こう感覚が保たれるようになっています。

これによって姿勢を同じまま保とうとしたり、倒れそうになってもすぐにバランスを取る、という事ができるのですが、乗り物に乗っている事で揺れ続けたりすると、沢山の『揺れた!』『バランスが崩れそう!』という大量の情報内耳の器官に集まり、自律神経が『こんなにたくさん情報送られても困るよ!』と、まあこのような感じに異常を発してしまう事で、乗り物酔いが発生するようになるのです。

2.視覚情報と実際に受ける身体揺れのズレで、脳が混乱する

こちらは、乗り物酔いを克服する上でも重要な原因となっています。

人は、目で見る事によって脳に『この先こんな感じで身体が動くはず』と情報を送って脳がそれを受けて身体に備えさせるのですが、それに対し揺れなどで身体が全く違う動きを感じ取ってしまうと、脳が『話が違うじゃないか!』と混乱してしまいこれにより乗り物酔いの症状が出るようになります。

こちらのケースでは乗り物に限らず、3D映画など、視覚と身体が直接感じる感覚との違いが大きいと、同じような症状が出ると言われています。

3.体調不良や睡眠不足で、万全の状態ではない

ここまでは身体の機能が原因での乗り物酔いでしたが、こちらは生活習慣などが原因のケースです。

普段なら大したことないのに、今日に限って酔ってしまった』そういう方は、十分に睡眠をとっていたか体調が崩れていなかったかを考えてみましょう。

体調不良や睡眠不足の状態ですと、当然平こう感覚も上手く働きませんし、情報による脳の混乱も起きやすくなります

どうすれば乗り物酔いを未然に防げる?

では、どうすれば乗り物酔いを、 未然に防ぐことができるのでしょうか?ここでは、その方法を四つにまとめてみました!

1.健康状態を維持し、しっかりとした時間、睡眠をとる

何より需要なのは、健康状態と睡眠時間です。

『体調が悪くて睡眠不足で……という状態だと乗り物酔いが酷くなってしまいますので、可能な限り乗り物に乗る前日までに体調を整え睡眠時間をしっかりと確保するように心がけましょう!健康第一ですよ!!

2.座席の位置に気を付ける

二つ目は、座席の位置です。

電車であれば前向きの座席、バスなら前の方の席で窓側、 船なら揺れの少ない中央付近の席ですと、『脳の混乱』が起きにくくなり、予防しやすくなります。

あらかじめ席を選べる余地があるなら、意識してこれらの席をとりたいですね!

3.食べたり飲んだりは適度に! アルコールは絶対ダメ!

旅行などで長距離での移動時、乗り物の中で食事をとる事飲み物を飲む事は多いと思います。

ですが、乗り物酔いを避けるならほどほどに留めておきましょう

沢山食べたり飲んだりすると、ベルトや服でお腹が締め付けられそれによって症状が悪化する事もあるのです。

また、吐き戻した際に内容物が喉に詰まる原因にもなります。アルコールに関しては、乗り物酔いとアルコールによる酔いは全く違う症状ですが、乗り物に乗っていると酔いが回るのが早くなりそれにより平こう感覚も保てなくなっていく為、 乗り物酔いの症状がより酷くなります。

旅行中など、どうしてもお酒を飲みたくなるかもしれませんが、楽しい時間を続ける為にも、ここはぐっとガマンするのです

4.気分転換をこまめにする

人は、案外その時の気分によって体調が変化したり、辛いことがなんとも感じなくなったりします。

家族や仲間と楽しく会話したり、 背伸びしてみたり、おやつを食べてみたりと、自分なりの気分転換をこまめにすることで、 意外なほどあっさり乗り物酔いを克服する事ができたりすることも

ただし気を付けてください。気分転換が大切と言っても、本を読んだりスマホを弄ったり、というのはやめましょう!

何故かと言えば、揺れで文字や画面がチラついたりブレたりして、 乗り物酔いの症状が出てしまう事もあるのです。

どうしてもスマホを触りたいという方は、駅や信号など、乗り物が止まっている時に触るようにしましょうね。

結論:できる事は全てやるのが最善なのです

このように予防する為の方法はどれもとてもシンプルです。

乗り物酔いに苦しむ方は、このような部分を意識してみる事で、酔い止め薬に頼らない予防ができるかもしれません。是非実践してみてくださいね!

簡単!万一乗り物酔いが起きた時にできる対処法とは?

ここまでは未然の予防の方法でしたが、ここでは実際に乗り物酔いになってしまった時の対処法を、四つにまとめました!

これを知っておけば、いざという時にもなんとか凌げますよ!!

1.乗り物から降りて、一旦身体を休める

乗り物酔いになった時に重要なのは、『その状態が続かないようにする』という事です。

この為、実際になってしまった時の対処として一番確実なのは、乗り物から降りて、できる限り身体が休める場所でゆっくり休む事です。

ベンチなどで座って休んでもいいですし、さっぱりとした飲み物を飲んでリラックスしてもいいでしょう。

そうやって身体を休め、気持ちを落ち着かせる事で、平こう感覚は回復し、乗り物酔いの症状も緩和されていきます

無理をせず、休む。これが大事!

2.服のボタンやベルトを外したりして緩める

身体が圧迫される事で乗り物酔いが悪化してしまいますので、酔いを感じたら一度、服やベルトを緩めると、症状が緩和される事もあります。

勿論服装によってできるできないがあるでしょうが、できるならやった方が楽になれます。

ただし安全の為にも、車などの走行中にシートベルトを外したりするのはやめてくださいね。

3.視覚を遮ったり、乗り物の動きに身体を合わせる

視覚を遮る事で、脳への予測情報をカットし、それにより症状を緩和する事が出来ます。

目を閉じたりアイマスクをつけたりするだけでOKなので、すぐに乗り物から降りる事も出来ず、 服装も緩めてるのに収まらない時などにも試せます。サングラスでも効果があるようです。

また、乗り物の動きに合わせて身体を傾けたりすることで、視覚の情報と実際の身体の動きとが一致して脳の混乱が収まり、これによって症状が緩和する事もあります。

意識して遠くの景色を眺めるようにするのも効果的ですよ!

4.甘いものを食べる

これは人によって効果がまちまちのようですが、甘いものを食べる事で血糖値があがり、 脳が覚醒する事で混乱しにくくなります。

気分転換にもなりますので、乗り物酔いが気になる方は、飴やチョコレートを持っていくといいかも?

大体は成長と共に収まるけど、収まらない場合は……?

乗り物酔いは、小学生くらいに症状が出るようになって、 大人になるにつれ、 いつの間にか症状が出なくなったりする事が多いです。

これは平こう感覚が大人になるにつれより高度に保てるようになり、それにより症状が出にくくなるからなのですが、中には『大人になってから症状が出るようになった』あるいは『大人になってより症状が悪化している』という方もいるでしょう。

そのような方は、平こう感覚を養えるようにバランス運動すると、ある程度解決されたり、症状が緩和する事もあります。『片足立ち』や『目を閉じたまま立ってみる』など、様々なものがありますので、自分に合ったものを試してみるといいかもしれません。

乗り物酔いについてまとめ

乗り物酔いは、多くの人が経験する症状の一つ。そして多くは大人になるにつれ解消されますが、それでも辛いものは辛い。この記事で紹介した予防法や対処法を意識するのも勿論ですが、乗り物酔いそのものを恐れないことも大切です。

病は気から乗り物酔いに関してはこれがまさしく、重要になってくるのです。

リラックスして楽しんで、乗り物酔いそのものを忘れるくらいのつもりで挑みましょう!乗り物酔いなんて、もう怖くないぞー!!

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