台所で料理などしていると、急にどこからともなく飛んでくるコバエ。
掃除はちゃんとしているはずなのに、なんでわくのか解らない。
そんな事ってありませんか?
今回はそんなお困りの方の為に、コバエがわく原因と、その対処法について紹介していきたいと思います。
解らないままだと突然現れ不気味ですが、それが生物である以上、発生する理由というのは必ずあります!
この機会に是非ともコバエ知識を身に着け、予防と迅速な対処ができるようになっておきましょう!
それでは早速参りましょう!!
生ごみや水回りにいるコバエ!なぜ発生するの?一体どこからわくの?
そもそもコバエとは何なのか
実は、『コバエ』という名前のハエは存在しません。
コバエというのは俗称で、実際には小さなハエを指してそう呼んでいるに過ぎないのです。
主にコバエと呼ばれるハエは、腐って発酵した果物や酒、酢などにわく『ショウジョウバエ』、キッチンや風呂場などの水回りに発生する『チョウバエ』、生ごみや腐った植物、排水口などにわく『ノミバエ』、観葉植物などから発生する『キノコバエ』の四種類のハエが該当します。
これらのハエは身体が小さい為、網戸なども通過してしまい、容易に屋内に入り込んできます。
コバエが発生するのは何故?
コバエが発生する理由は主に二つ。
一つは餌となるものやコバエにとって好ましい臭いなどに釣られ、屋外から屋内へと侵入してくるパターン。
いずれのハエも最初から屋内に居る訳ではなく、これによってまず最初のコバエが発生するところから始まります。
もう一つは、そのようにして入ってきたコバエが卵を産み付け、それが孵化するパターン。
この場合、大量の卵が一斉に孵化する為、コバエも大量に発生してしまいます。
一体どこからわくのだろうか?
実際にどんなところにコバエが発生するかと言うと、
例えば台所であれば、水回りや冷蔵庫の野菜室などがわきやすく、風呂場であれば排水口、家庭内に観葉植物などがあるなら、その腐葉土などが主な発生源となっています。
また、生ごみには特にわきやすい為、屋外に置いた生ごみに大量発生し、それが屋内に入り込んで……というパターンもあるようです。
コバエが冷蔵庫の中で発生?!原因は野菜?内部は消毒する?対処法は?
コバエが冷蔵庫で発生してしまうのは何故か?
コバエは、本来は冷蔵庫内に住んでいる訳ではありませんが、それでも発生してしまう事があります。
それは何故かというと、野菜や果物などに最初からついている卵が、冷蔵庫内で孵化してしまうから。
買ってきてすぐに洗って食べてしまえばそんな事はないのですが、冷蔵庫に入れたまま旅行などで長期間家を空けると、その間に卵が孵化してしまいます。
そして、孵化したコバエが冷蔵庫内の食料で数を増やして……という最悪の事態に陥ります。
このような状態に陥ってから冷蔵庫を開けた人は、とてもショッキングな光景を見る事になるでしょう。
冷蔵庫内に発生してしまったらどうすればいいのか?
まず冷蔵庫内の食品を可能な限り廃棄しましょう。
そのまま生ごみとして捨てるのではなく、それ単体でビニール袋などに入れ、更にそれを厳重に袋に入れるなどして捨てる事で、とりあえずの最初の発生源を無くすことができます。
更に大事なのは、この状態では「冷蔵庫内にコバエや卵が残ってしまっている」という事。
見える分は駆除すればいいですが、冷蔵庫内は死角が多く、また卵は目に見えるサイズではありませんので、そのままではまたコバエが発生してしまいます。
根本から断つためには、まず生きているコバエを殺虫剤で駆除し、更に棚や皿なども全て取り出し、熱湯消毒するか、洗剤で綺麗に洗いましょう。
卵を全滅させるため、内部も消毒する
ここまでしてもまだコバエが発生する可能性は0ではありません。
最後に冷蔵庫内を消毒用のエタノールなどでもれなく拭き取り、ようやく全てが完了したと言えます。
一度発生してしまうと、これだけ面倒くさい手順を踏まないと、何度も何度も発生してその度に嫌な思いをする事になるのです。
……正直、面倒くさいですよね。
わくと面倒くさいので予防するにはどうすればいいのか?
冷蔵庫にわくコバエの発生を抑える方法はとてもシンプルです。
『コバエがわくほど長期間同じものを冷蔵庫に置かない』これが最大の予防法です。
野菜や果物に限らず、買ったものはすぐに消費してしまいましょう。
旅行などで数日間家を留守にする場合は、事前に冷蔵庫を空にしておくように心がけましょう。
それが無理でも、最低でも野菜や果物、生ものなどは、事前に処分しておくようにすると、それだけでコバエの発生を抑えられます。
コバエ取りで効果的なのは?おすすめのコバエ取り人気ランキング10
コバエ取りの便利なアイテム達
コバエ対策用としては、スーパーや薬局、100円ショップなどで、様々な対策グッズが販売されています。
種類も豊富で、駆除目的のものもあれば、コバエが入ってこないようにする忌避目的のもの、薬剤を吹きかけるタイプや天井に吊るすタイプなど、目的や用途によっていろいろあって迷いってしまいますよね。
今回はそんな方の為に、解りやすいランキングを用意しました。
大手ネット通販ショップの『楽天市場』にて、評価順でのランキングです。
販売元と税込み価格もセットでご紹介。
迷ったらまずはこれを参考にどうぞ!
10位.ノンスメル 生ゴミ消臭スプレー(300ml)
販売元:ノンスメル
価格:1,000円前後(送料込)
生ゴミや三角コーナー、排水口など悪臭が出やすい場所に使う消臭スプレーです。ショウジョウバエなどのコバエに対しては、殺虫スプレーとしても効果があるようです。悪臭も抑えられますので、対策としては一挙両得かも?
9位.コバエナックス ゴミ箱用(1コ入)
販売元:白元アース
価格:437円
ゴミ箱の蓋の裏側に貼る事で、コバエが寄り付かなくする忌避グッズです。主にはショウジョウバエなどに効果がある模様。
8位.コバエ取り ガーデン用(1セット)
販売元:キング園芸
価格:297円
ガーデニング用の粘着シートタイプの駆除グッズです。コバエが発生しやすい植木鉢などの近くに設置するだけ。水なども必要なく、価格も抑えめなので、ノミバエやキノコバエが発生して困っている場合には、効果を発揮するかもしれませんよ?
7位.KINCHO コバエがポットン 吊るすタイプT(1セット)
販売元:大日本除虫菊
価格:371円
吊るすタイプの粘着シートです。誘引剤で引き寄せるタイプの為、密閉空間では高い効果を期待できそうです。人体に毒になる成分を使っていない様なので、お子様やペットがいるご家庭でも安心かも?
6位.フマキラー コバエ用殺虫スプレー コバエバリア(200ml)
販売元:フマキラー
価格:497円
100%食品由来の成分で作られているのがウリの、安全性重視の殺虫スプレー。キッチンでも安心して使えるようです。殺虫剤として使えるだけでなく、忌避剤としての効果もあり、更に発生の予防にも使えるという一挙三得の便利グッズです。使い勝手の良さの割にはお買い得価格かも?
5位.排水口コバエ退治 ヌメリとりプラス(3錠)
販売元:イカリ消毒
価格:508円
こちらは排水口や水たまりから発生する、コバエ・ユスリカ対策に使えるグッズです。酸素系漂白剤も含まれている為、排水口に一錠入れるだけで、コバエの幼虫の殺虫・発生予防だけでなく、排水口のヌメリ取りや除菌、防臭効果も期待できるという、とてもありがたい一品。
4位.KINCHO コバエがいなくなるスプレー(14ml)
販売元:大日本除虫菊
価格:558円
ご家庭に発生しやすい、ショウジョウバエ・キノコバエ・ノミバエ・チョウバエといった、主だったコバエに効果を発揮する、スプレータイプの忌避剤です。使い方は簡単で、発生源になりうる場所にワンプッシュするだけ。これ一本あれば家にわくコバエ各種に対応できるのは便利ですよね。
3位.粘着式ハエ取り 吊るすだけ!(3枚入)
販売元:カモ井加工紙
価格:360円~
吊るすタイプのハエ取り紙です。価格が安価なのと、絶大な効果が魅力的な一品。めんつゆなどとセットで運用する事で、大量にコバエを捕獲する事が可能ですので、うまく運用しましょう!
2位.コバエがホイホイ(2コ入)
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販売元:アース製薬
価格:747円
設置型の誘引トラップです。排水口などの気になる所に置いておくだけで、後は内部のゼリーにコバエが入り込み、そのまま殺虫出来るという仕組みですので、殺虫スプレーが使えない台所などでも使えるのが強みです。
1位.フマキラー おすだけベープ スプレー ハイブリッド(42ml)
発売元:フマキラー
価格:927円
ランキングトップはスプレータイプの防虫剤。ワンプッシュするだけで部屋の広範囲に、コバエなどの不快害虫が寄ってくるのを防げるグッズです。即効性なだけでなく持続性も中々で、ワンプッシュで24時間の効果とか。価格は高めですが、それに見合った防虫効果を発揮するかも?
コバエについて調べてみたまとめと感想などを
どこからか現れ、気が付くと壁などに張り付いているコバエ。
筆者の中ではコバエというのはそんな印象でしたが、コバエって一種類だけじゃなかったんですね。
主なものだけで四種類もいて、さらに細かく見ると、その中から更に何千種類もいたりするのだとか。
調べていて途方もない数字が出てきて驚かされました。
とはいえ、コバエの発生源は限られているので、これらのコバエが発生してしまう前に、事前の段階で対策をキッチリとしておきたいところですね。
勝負は戦う前の段階から決まっている、という事でしょうか。
どうかコバエとの決戦に臨む方々も、この記事を読んで少しでも優位に戦えますように。