日々の癒しや緑を感じる為に、
花屋さんで切り花を購入する方も多いかと思われます。
ですが室内はどうしても乾燥しがちで、
花にとっては辛い環境にもなりやすいもの。
折角買った花ですから、
できるだけ長持ちさせたいところですよね。
今回はそんな中で、
特に需要が高そうな『ガーベラ』の、
花びんでの生け方や長く持たせるための工夫など、
お家で役に立つ情報を紹介していきたいと思います。
これで乾燥も怖くない!?
早速行ってみましょう!!
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ガーベラを花びんで長持ちさせる?!
コツは水の量とカットの仕方?!
☆花を長生きさせる水の量☆
これはガーベラに限らず、
多くの切り花がそうなのですが、
花びんに入れる水の量は、
『少ない方がよい』とされています。
理由は、
植物というのは茎が大量の水に浸かっていると、
そこから腐っていってしまうから。
また、茎が腐る事によって水質も悪化し、
結果的にそれが元で、
更に生けている花が弱っていってしまうのだとか。
悪循環になってしまうんですね。
花びんに入れる水は、
茎が数センチ程度浸かれば問題ないようです。
☆適切なカットによって花を長生きさせよう☆
ガーベラなどの茎が弱い花は、
生けてそのままにしておくと
水に浸かっている部分から痛み、
やがて腐っていってしまいます。
これを防ぐためにも、
水に浸かっている部分は定期的にカットし、
水の入れ替えもこまめにするようにしましょう。
カットと水の入れ替えの頻度は、
大体一日ごとが適度なようです。
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意外?!ガーベラの切り花の寿命は
新鮮な水と茎の切り戻しで伸ばせる?!
☆切り花の寿命を延ばす水質☆
花にとって水は
陽の光同様に重要な食事なのですが、
ガーベラなどは水質の悪化に弱く、
ちょっと放置しただけで
茎から黒ずんでいってしまったり、
花が元気なく垂れ下がってしまったりします。
これを防ぐためにも、
水質は常に清潔に保つようにしましょう。
花にとって
水質が悪化した状態で発生する『雑菌』は天敵。
これをいかに減らすかで、かなり長生きするようです。
具体的には、毎日水を変える事も大切ですが、
この水の中に漂白剤を1、2滴垂らす事で、
雑菌の繁殖を防ぐことができるのだとか。
植物に漂白剤というのは
全く想像もしないような組み合わせですが、
意外なところで役に立つものなんですねえ。
☆切り戻しは切れ味のいいカッターかはさみを使う☆
水に浸かった茎の部分を切り落とす
『切り戻し』も、水の入れ替え同様
毎日する事により花の寿命を延ばせます。
この際に重要なのは、
切り戻しに使うカッターやはさみ。
これは必ず切れ味のいいものを使うようにしましょう。
切れ味の悪いものを使うと、
中々切れずに力ばかりかかって、
それが元で切断部の細胞が押しつぶされてしまい、
水の吸収率が悪くなってしまいます。
これを避けるためにも、
スパッと切れるカッターやはさみを用意しましょう。
その方が、花にとっても負担が少ないのです。
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しおれたガーベラの切り花は水揚げで復活?!
水揚げに必要なものと手順
☆切り花にとって重要な『水揚げ』とは☆
『水揚げ』とは、
農場などで切り花を出荷する際、
花屋さんに届くまでの
長時間の水やりができない状態が続く花の為、
事前に大量の水を吸わせ、
花の持ちを良くする作業の事を指します。
家庭においても、
切り花は段々と元気が無くなっていきますので、
定期的にこの『水揚げ』をしてあげる事で
全体に水がいきわたり、
ある程度元気を取り戻すことができるようになります。
ですので、
『水揚げ』の方法を覚えておいて損はありません。
☆『水揚げ』に使う道具と方法を紹介☆
水揚げは、
例えばアジサイのように
茎が堅い花なら茎を縦に切ったり、
金槌で割ったりする方法もあるのですが、
ガーベラの茎は柔らかく繊細な為、
これらの方法は適しません。
ガーベラの水揚げに必要なものは以下の通りです。
- 大き目のバケツや花びんなど
- よく切れるカッターかはさみ
- 新聞紙
方法としましては、
- まずバケツや花びんに水を張ります。
大体ガーベラの茎が半分前後浸かる程度が、
程よいとされているようです。 - 次に、新聞紙でガーベラを花の上まで包みましょう。この際に花びらを巻き込まないように、
花を下に向けてくるくる回すように巻くと良いようです。 - 巻き終わったら、
茎を下から1センチほど、斜めに切り落としましょう。この際に切れ味のいいカッターやはさみを使う事で、
ガーベラに負担をかけることなく切り落とせます。 - 茎を切り落としたら、
すぐに水を張ったバケツや花びんに
ガーベラを入れてあげましょう。
この状態のまま、
日陰に2時間ほど置いておいてあげれば、
水揚げは完了します。
水揚げが終わったら、花びんに生けてあげましょう。
これで花が活き活きとするはずです!
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更にガーベラを長持ちさせる隠し技!
上手く活用して最後まで楽しもう!!
☆葉っぱは極力落とすか、水に浸からないようにする☆
花屋さんで売られているガーベラは、
切り花ですと大体は
葉っぱが落ちているものがほとんどですが、
もし葉っぱがついているようなら、
カットしてしまうか、
水に浸からないように注意してください。
茎同様、葉っぱも
水に長時間浸かっていると腐ってしまい、
水質悪化の原因になると共に、
ガーベラそのものにもダメージとなります。
不必要なモノは落とす。
これが切り花を長生きさせる秘訣です。
☆切り花は冷水が好み☆
意外かもしれませんが、切り花を生ける際、
氷を入れてあげたり、
冷やした水を使ってあげる事で、
水の鮮度が保たれ、
その分だけ花の持ちがよくなるようです。
ガーベラの花の旬は春と秋ですので、
水を冷やしてもすぐにぬるくなることはありません。
上手く活用して、花を長生きさせてあげましょう。
☆茎が短くなったガーベラは、そのまま花ごと水に浮かべよう☆
毎日切り戻していくと、
いくら1センチずつとはいっても、
二~三週間もすれば花だけになってしまいます。
ですが、これで終わりとは思わず、
その花だけになったガーベラを、
試しに水の上に浮かべてあげてみてください。
これによって
花が更に生き続けてくれる事もあるので、
最後まで綺麗な花を楽しむ事が出来ます。
毎日の切り戻しで、
段々と短くなっていきますが、
これもガーベラを楽しむための変化として考え、
毎日姿の変わるガーベラを愛でていただければと思います。
まとめ
今回はガーベラに限定した記事でしたが、
一部除けば多くの切り花に応用できる
お役立ちテクニックです。
家に生ける花としては、
カーネーションやアジサイ、
菊などが多そうですが、
そういったものにも切り戻しや水揚げは有効な為、
巧く活用してあげてくださいませ。
それにしても、
知らないと花びんには水を一杯いれて、
沢山お花に吸わせてあげたいと思ってしまう
かもしれませんが、
これってダメな事だったんですねえ。
筆者も以前はそんな風に花を生けていましたが、
もしかしたらその所為で、
花本来の寿命を大きく削ってしまっていたのかも……
と考えると、
とてももったいないことをしたなあと、
反省している次第です。
次からは気を付けたいと思います。
折角買ったお花ですし、できるだけ長生きさせて、
楽しみながら癒されたいですしね。
どうぞ皆様も、
買った切り花を長生きさせてあげてくださいね。
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