言葉

「いとこ」の漢字はこんなに種類が?その使い分けを分かりやすく紹介します!

パソコンを使っていると、
同じ音でも複数の漢字の候補が出る事、
結構ありますよね。

きょうだい・しまい」とか「おじ・おば」とか。

特に親族を示す言葉には
そういった言葉が多いんですよね。

今回はその中でも特に候補が多く出てしまう
いとこ』について、

分かりやすく紹介していきたいと思います。

悩んだらまずこの記事を!

それでは早速参りましょう!

いとこという意味の漢字は何種類ある?

『いとこ』という意味の漢字はいくつあるのか

例えばパソコンでそれとなく
いとこ』という字を
漢字変換しようとすると、
大体8種類前後出てくると思います。

もっと詳しい辞書を入れている場合は
さらに増えると思いますが、
実際にはいくつくらいあると思いますか?

なんと、『いとこ』を表す漢字は
全部で十九種類もあるのです!

十九種類の『いとこ』は全て関係性や使い方が異なっている

一言に「いとこ」と言っても、
十九種類全てが同じ使い方という訳ではなく、
状況に応じて、また続柄に応じて
使い分ける必要があり、
違いを知っておく必要があります

単純に文字数だけでも、二文字で表すもの、
三文字で表すもの、
五文字六文字必要なもの
まであり、

それぞれ使い方が異なります

自分との関係性を表す際には、自分からの続柄と年齢で変わる

いとこ』を漢字で表す際に重要なのは、
自分から見た相手との続柄』と
自分から見た年齢差』です。

例えば、母方のいとこで
相手の年齢が自分より下の女性なら

従妹』『表妹』といった表し方になりますし、

父方のいとこで
自分より年上の男性と自分より年下の女性なら

従兄妹』『堂兄妹』といった表し方になります。

ここでの『兄弟・姉妹』とは、
そのいとこ同士が兄弟姉妹の関係にある必要はなく

例えば親が全く違ういとこ同士であっても、
自分から見ていとこであればまとめる事が出来ます

いとこという漢字、それぞれの使い分けと意味

itoko_kanji19

実際に表で表してみよう

ここでは、
いとこ』を実際に漢字にした場合の
言葉としての意味と使い方を、
表にして紹介したいと思います。

漢字意味使い方
従兄(自分から見て)

年長の男性のいとこ

年上のいとこの男性を表す際に
従姉年長の女性のいとこ年上のいとこの女性を表す際に
従弟年少の男性のいとこ年下のいとこの男性を表す際に
従妹年少の女性のいとこ年下のいとこの女性を表す際に
従兄弟いとこの男性複数いとこの人達を表す際に
従姉妹いとこの女性複数いとこの人達を表す際に
従兄妹いとこの男女

(年長の男性と年少の女性)

いとこの人達を表す際に
従姉弟いとこの男女

(年長の女性と年少の女性)

いとこの人達を表す際に
堂兄弟父方のいとこの男性複数父方のいとこの人達を表す際に
堂姉妹父方のいとこの女性複数父方のいとこの人達を表す際に
堂兄妹父方のいとこの男女

(年長の男性と年少の女性)

父方のいとこの人達を表す際に
堂姉弟父方のいとこの男女

(年長の女性と年少の女性)

父方のいとこの人達を表す際に
表兄弟母方のいとこの男性複数母方のいとこの人達を表す際に
表姉妹母方のいとこの女性複数母方のいとこの人達を表す際に
表兄妹母方のいとこの男女

(年長の男性と年少の女性)

母方のいとこの人達を表す際に
表姉弟母方のいとこの男女

(年長の女性と年少の男性)

母方のいとこの人達を表す際に
従兄弟姉妹いとこ全体いとこ関係にある全員を表す際に
堂従兄弟姉妹父方のいとこ全体父方のいとこ関係にある全員を表す際に
表従兄弟姉妹母方のいとこ全体母方のいとこ関係にある全員を表す際に

五文字で書くいとこの意味とは?

従兄弟姉妹は全体をまとめた言葉

実際に使う機会はあまりないのですが、
漢字で『従兄弟姉妹』と書く場合は
上の表にもあるように、
自分の血縁のいとこ全体をひっくるめた
意味合い
になります。

同様に『堂従兄弟姉妹』や
表従兄弟姉妹』も、
血縁が父方か母方のどちらの繋がりかで
分かれますが

扱いとしては
その血縁のいとこ全体を表した言葉
となります。

自分と同じ年齢のいとこは何と書くべきなのか

同じ年齢のいとこの場合は、
生まれた順番、つまり誕生日順で
後ろにつく『兄弟姉妹』の表記が変わります

例えば同じ年の
1月生まれと2月生まれであれば、
1月生まれの方が表記上兄か姉となりますし、

自分が1月生まれであれば、
それより後に生まれた人は
同い年でも弟や妹になる訳です。

きょうだい』同様、
いとこ』にも双子などを示す言葉はない為、
同じ日に生まれた双子などの場合は、
便宜上先に生まれた子供を兄または姉と表記するようです

いとこの漢字表記についてまとめてみた感想などを

今回は地味に
使い方に迷う漢字についての表記でしたが、
親族を示す言葉って
結構ややこしいものが多いんですよね。

いとこ』『はとこ』くらいなら、
漢字で表記すればまだなんとかなるんですが、
四親等より先の親族はややこしいことこの上ないという。

でも実際に使う機会はそんなにないので、
そこが救いでしょうか。

今回紹介した『いとこ』についても、
最初は11種類くらいだと思ってたものが、
父方の』『母方の』と追加していくに従って、
随分と膨れ上がってしまいました。

十九種類はちょっと多すぎる気がします。

ただ、『堂~』と『表~』は、
まず滅多に使わない言葉だと思いますので、
豆知識程度に考えていいんじゃないかなと思います。

どうかこの記事を読んだ方が、
ここで紹介した漢字知識を
雑談のタネとしてご活用いただければ幸いです。

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