寒さも増す中、ほくほくと温まる黄色い誘惑……
冬至に食べるものといえばかぼちゃ!
今回はそのかぼちゃについてのアレやコレと、昔ながらのかぼちゃ料理、そして流行のかぼちゃ料理について紹介します!
この記事を読んで、かぼちゃについて詳しくなっちゃいましょう!
そもそも冬至の日にかぼちゃを食べる由来は?
古来より『冬至にはかぼちゃを食べる』という風習がありますが、では何故冬至に食べるのか、と疑問に思った方もいるのでは?
ここではそんな貴方の疑問に答えちゃいますね!
かぼちゃには病気を抑える効果がある
昔から、かぼちゃには『風邪』や『脳卒中』などの病気を予防する効果があると言われていました。
これがかぼちゃを食べる一番の理由だったようです。
これには科学的な根拠もしっかりあって、豊富に含まれるベータカロチンやビタミンが、こういった病気の予防につながるのだとか。
これに気づけた昔の人の知恵、すごいですね!!
冬の七草
これは、かぼちゃが『ナンキン』と呼ばれていた頃の話。
七草というと、『七草がゆ』を代表するように、『春の七草』を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
実際には他の季節にも七草は存在していて、その由来も様々。
冬の七草は、『ん』が二つ付くもので揃えられ、『運が倍になる』というゲン担ぎの意味合いが強いようです。
ここで『ナンキン』が重要になってくる訳です。
昔ならではの理由ですね。
他には『レンコン』や『ニンジン』、 『キンカン』なんかもあるようですよ!
ちょっとした豆知識ですね!
かぼちゃは保存しやすい
昔の冬というのは、食べるものも少なく、買い出しに行くにも歩かなくてはならず、雪で一苦労……
そんな中で、夏に収穫して冬でも美味しくいただけるかぼちゃは、とっても重要な栄養源だったのです。
食べるとホクホクしていてお腹が膨れるのも、寒さが厳しくなる冬ではありがたかったんでしょうね!
冬至のかぼちゃ料理は地域によってちがう?
冬至の日に食べるかぼちゃ料理。
これは地域によって違いがありますが、大きく二種類に分けられそうです。
どんな風に分かれるか、というと、こんな感じです!
かぼちゃを使った煮物・汁物
全国的に多いのが、かぼちゃを使って煮物や汁物にしたもの。
群馬県では名物『ほうとう』に似た『冬至うどん』。
関西ではかぼちゃとレンコンなど、『ん』のつく野菜が入った煮物を食べます。
香川では郷土料理『しっぽくそば』。
これはカボチャだけでなくこ『ん』にゃくなど様々な具材が入り、美味しくゲン担ぎができちゃえます。
関東では、かぼちゃはシンプルに、砂糖と醤油で甘辛く煮て食べたりしますが、かぼちゃ単品で煮る、というのは他の地域では少ないようですね。
かぼちゃを甘く料理する
北海道や東北地方では、かぼちゃと小豆を使って甘く煮込む、『いとこ煮』という料理や、かぼちゃを使ったお汁粉が食べられているのだとか。
甘いかぼちゃ料理は、他にも長野や山口などでも食べるようで、『いとこ煮』に似た様な形で食べられることが多いみたいですね。
冬至の日のかぼちゃ料理、人気トップ10!
これだけ地域差があると『沢山あるけどどれが定番なの?』『それらも含めて人気になってる料理が知りたい!』という方もいらっしゃるかと思います。
そこで、筆者がレシピサイトなどで独自に調べた『冬至の日に作るかぼちゃ料理ランキング』を発表したいと思います!!
1位.かぼちゃスープ
寒い季節、家に帰ったらすぐに温まれるスープが飲みたくなりますね!
かぼちゃのスープは、冬至だけでなくクリスマスにも出せる使い勝手の良さも強みですね。
2位、かぼちゃとエビのマカロニグラタン
1位に続き洋風のメニューです。
クリームソースをたっぷり使ったグラタンは、甘いかぼちゃとの相性も抜群!
お子様から大人まで楽しめる、冬の定番メニューと言えそうです。
3位.かぼちゃのぜんざい
かぼちゃの甘さを活かしたぜんざいが3位にランクイン!
寒い中ですと、温かくて甘いぜんざいはありがたいですよね。
お餅や白玉団子も入ればお腹も膨れます!
4位.冬至かぼちゃ
ひと際変わったメニューがこちら、『冬至かぼちゃ』です。
どんなものかと言いますと、『かぼちゃを使ったくりきんとん』といった感じの料理の模様。
材料にサツマイモが入ったりするなど、とても個性的です!
5位.冬至なケークサレ
4位に続いて、こちらも変わった一品ですね!
『ケークサレ』というのは、フランス料理の一種で、甘くないケーキの事を指します。
かぼちゃのケークサレも、味付けは塩コショウがメインで、朝のおかずにぴったりな一品になっているようです。
6位.かぼちゃのから揚げのそぼろあんかけ
ホクホクのかぼちゃをなんと大胆にもカラアゲに!
アツアツのそぼろあんかけがトロトロのかぼちゃに絡んで……
ああもうたまりませんね!作ってみたいです!!
7位.かぼちゃのカレーチーズクリームニョッキ
ニョッキとはパスタの一種で、芋やかぼちゃと小麦粉をあわせて作ります。
かぼちゃのニョッキを使ったこの料理、カレーが入るだけでとっても身体が温まる気がしますね。
ディナーに食べたい一品です!
8位.濃厚カボチャプリン
ここにきて筆者好物のプリンが登場!!
簡単に美味しく作れる、お子様から大人まで楽しめるあま~いデザートですよ!!
9位.かぼちゃのいとこ煮
北海道や東北の伝統的な冬至料理がここにランクイン!
小豆とかぼちゃのハーモニーは、甘いもの好きにはたまらないかも!?
作り方もシンプルですよ!
10位.かぼちゃとハムとゴマポン酢サラダ
おかずとしてもおつまみとしても楽しめる、そんなかぼちゃのサラダが10位に食い込みました。
ポン酢のさっぱりした風味とかぼちゃの甘さが引き立つ、そんな万能サラダにもなれるのがかぼちゃの強さ!
結論
ランキングを作りながら思ったのですが、『案外皆好きな食べ方してるなあ』というのが率直な感想です。
そう、習慣に囚われず好きなように料理し、かぼちゃを楽しみましょう!
美味しく食べる事こそが正義なのです!!
かぼちゃの神髄!甘いかぼちゃレシピをご紹介します!!
ここまであがった中でも思わずお腹が鳴ってしまいそうな、そんなメニューが沢山ありましたが、
ここでは実際に簡単に作れるかぼちゃ料理のレシピを紹介します!
甘くてホクホク!大学かぼちゃ
かぼちゃを使った大学芋のアレンジ料理。
古風なお姑さんは勿論、小さいお子さんも喜んで食べてくれる、そんな昔ながらのあま~い料理ですよ!!
step
1かぼちゃはタネとワタを取って、一口大に切ります。
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2切ったカボチャを耐熱皿か耐熱容器に入れてラップをします。
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3STEP2を電子レンジで柔らかくなるまで加熱します。
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4フライパンにバターを入れて火をかけます。
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5STEP4で温めたカボチャを入れてバターと絡めます。
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6よく絡まったらはちみつと醤油を加えます。
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7焦がさないようによく絡めたら器に盛ります。
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8最後にゴマを振ったら完成!
油で揚げない分、焦げるリスクが減らせるのが魅力的なレシピです。
お好みでしょうゆなどと一緒に、小さじ1杯のお酢を入れてもイケます!
簡単に作れてお弁当のおかずにもできる主婦・主夫の味方です!!
電子レンジで作る簡単かぼちゃプリン
今度はランキングにも載っていた、簡単に作れるかぼちゃプリンレシピの一つをご紹介します!
step
1かぼちゃを電子レンジで五分ほど温めます。
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2STEP1で温めたかぼちゃを潰してペースト状にします。
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3ボウルに卵と砂糖を混ぜます。
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4STEP3にSTEP2で作ったかぼちゃペーストを加えて混ぜます。
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5STEP4に牛乳を少しずつ入れて伸ばします。
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6STEP5にバニラエッセンスを数滴たらし、混ぜます。
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7耐熱容器にSTEP6のプリン液を入れて、レンジで五分加熱します。
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8STEP7を冷蔵庫で冷やしたら完成!
今回は一番簡単なレシピを紹介しました。
かぼちゃプリンのレシピは他にもいろいろあるので、興味がある方は調べてみるといいかも?
意外な材料や作り方が載ってて驚かされますよ!
筆者は今度、かぼちゃを使ったパンプリンのレシピを試してみたいと思います!
冬至に食べるかぼちゃのまとめと感想ですよ
冬至を迎えると日も短くなり、『いよいよ本格的な冬だなあ』と思うようになりますよね。
本格的な寒さを乗り切る為、そして様々な病気を予防する為、栄養豊富で腹持ちの良いかぼちゃの料理は愛されてきたのです。
伝統的なものも勿論の事、洋風も取り入れた新しい料理もこれからの世代に受け継がれ、また冬至に食べる料理として、末永く続けばいいな、と思います。
この記事を読んだ皆さん、冬のかぼちゃ料理を楽しみましょう!!