新たに車を買っていざ
「納品日を決めよう!」という時に、
カレンダーを見て、
その日の日柄を確認したりすること、
ありませんか?
大安などの良い日柄なら気にならないですが、
例えばこれが『友引』となるとどうなのでしょう?
いい日柄と悪い日柄、
どちらで受け取るべきなのか迷いませんか?
今回はそんな、
微妙なニュアンスになりがちな
『友引』についてと、
友引に納車する事が吉凶どちらにあたるのかなど、
解りやすく紹介していきたいと思います。
日柄の吉凶に興味のない方でも、
雑学程度に覚えておけば、
何かの際に役立ったり、
話題のタネになったりするかもしれません。
どうぞご覧になってくださいませ。
それでは早速参りましょう!!
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友引ってどんな意味があるの?友引は納車するのには適さない日柄?
友引とは一体何なのか?
そもそも友引をはじめとした
その日ごとの吉凶は、
暦に書かれている『六曜』という
占いに関わる事項から来ています。
この六曜には友引の他にも
『先勝』『先負』『仏滅』
『大安』『赤口』と五つあり、
これが順番で回るようになっています。
友引の意味とはなんだろう?
現代では、
六曜の示すところの友引の意味とは、
大きく分けて以下の三つがあります。
- 『共に引く』という事から
『勝負の決着がつかない日』とされ、
勝負事をするのに良くも悪くもない日。 - 『友を引く』という事から、
その日に行われた事が後々
友人などにも続いてしまう日。 - 朝晩は吉、昼の間は凶となる日。
友引は車の納車日としてはどうなのだろうか?
友引の意味については解ったと思いますが、
「それじゃ実際に友引は納車日としてどうなの?」
と疑問に思われるかと思います。
実は、友引は
納車日としては大安の次くらいに適している
とされています。
もし納車日の希望を聞かれて
大安が無理な様なら、
友引を狙ってみるのもありかもしれませんよ?
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友引に納車するなら正午は凶!?どの時間帯なら納車しても問題ない?
友引に納車依頼するなら朝夕にしよう
上の見出しでも紹介したように、
友引は大安に次いで納車に適している日ですが、
それにはきちんと理由があります。
最大の理由は、『朝夕が吉だから』。
休日ならともかく、
平日などでは昼間は仕事で受け取れない方、
結構いらっしゃるのではないでしょうか?
平日に受け取る場合、
昼間に働いてる方なら
どうしても朝夕になりがちですよね。
この際に、
友引の朝夕が吉になるという点が
マッチしているのです。
更に友人にも同じように
欲しい物が届く的な意味でも、
やはり縁起がいいと考えられるのではないでしょうか。
縁起を気にするなら絶対にしてはならない時間帯
友引は、昼が凶となりますので、
この日の正午以降夕方までは
納車しないほうがいいかもしれません。
夕方になればまた吉になりますので、
縁起を気にする場合や
気にする方が近くにいる場合などには、
少し考えた方が良いかも?
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意外に知らない!?納車に最適な日柄は?大安と友引そして先勝がいい!?
納車に向いている六曜とは
納車予定日として最適な六曜は大安ですが、
次いで友引、そして先勝・先負と続きます。
友引と先勝と先負は
時間帯によって吉凶が変わる為、
ご自身の時間の都合によっても
この辺りは左右しますが、
何をしても吉となる大安は
文句なしに最高の日となっています。
納車日として向いていない六曜とは
納車予定日として向いていない六曜は、
ダントツで仏滅、そして赤口が続きます。
仏滅は何をしても凶という
どうしようもない日なのですが、
赤口の場合は
『午前11時ごろから午後1時ごろまで吉』
という、とても狭い範囲しか吉の時間帯が無い為、
あまり好まれないようです。
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実は勘違いで覚えられている?友引の意味の語源たち
友引の意味は勘違いばかり
最初の見出しで、
友引の意味について紹介しましたが、
実はこれらの多くは
語源の部分で勘違いが発生し、
それが元となり広まっている言葉だったりします。
この為「本来はそんな意味じゃないよ」
というものでも、迷信で信じられ
「これはこういう意味だから」と覚えられ、
縁起が悪いとされていたり、
縁起が良いとされていたりするのです。
葬儀などを友引に行うと友人が引きずられるというジンクス
これは友引のジンクスとしてとても有名ですが、
実際には六曜は仏教とは何ら関係が無い為、
宗派によっては
友引でも普通に葬儀が行われたりしています。
特定の日に葬儀を避けるという俗信は、
実際には『友曳き』という
十二支の該当日に、
友曳方の方角へ出かける事や
葬儀する事を避ける風習から来ていて、
言葉の音が同じことから混同されたものとされています。
つまり、友引にお葬式をしても
縁起的には何の問題もありません。
実は無関係な陰陽道と混ざっていた友引
友引は、本来は『留連(立連)』
という言葉を原義としていて、
これが最初に紹介された『共引き』と
同じ意味とされています。
ですがこの共引き、陰陽道で使われていた
『ある日ある方向で事を行うと災いが友に及ぶ』
とされる『友引日』と混同されてしまい、
現在の『友引』として使われるようになったそうです。
実は友は関係なかった友引
実は友引はルーツとして存在する
中国語の『留引(ゆういん)』を、
訓読みで読む事で「ともびき」として
日本で使われていたのですが、
留引とは、
『現在ある事が継続・停滞する事』を表し、
「状況によって行動を推し量る日」とされています。
つまり、友など関係なかったのです。
気にするべきは時間のみだった友引
以上の事から、最初に紹介した中では、
『友引の本来の意味』として正しいのは、
3の『朝夕が吉で昼が凶』のみで、
他はただの迷信だったという事になります。
中々にびっくりなオチですよね。
でも、気にしている方は
多いかも知れませんから、
「自分は気にしないから」と
縁起を無視するよりは、
周りにそういった事を気にする人がいないか
確認してから、
日付を決めるようにしてもいいかもしれませんね。
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友引の納車について調べたまとめと感想などを
色々と衝撃的でしたね。
『実は友引の大半は迷信だった!』
なんて言っても、
多くの人は信じてくれないのではないでしょうか?
それくらいに常識というか、
「友引とはそういうもの」という迷信が
広まってる気がします。
でも、地域によっては
友引でも大安でもお葬式をしたりしますし、
最近なんかだと
日時の都合から縁起は完全無視で都合優先、
といった決め方をする人も増えているのだとか。
勘違いが晴れる事は当面なさそうですが、
縁起に振り回されすぎるのも疲れてしまいますし、
やっぱり自分の都合が第一
という方向で決めやすくなっているのは、
世の中の流れとしてはいいことなのではないかと思います。
どうかこの記事を読んだ方が、
悩むことなく納車日を決められますように。
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