カレーの横にちょこんと添えられた「らっきょう」苦手だという人も結構いるのではないでしょうか?
そもそも、筆者が生まれ育った地域では、あまりらっきょうを食べる習慣がありません。
なので、外食でカレーを頼んでも家庭でカレーを食べても、カレーの横に添えられているのは大抵「福神漬け」です。
そのため、らっきょうについて深く考えたこともなければ、らっきょうの栄養や成分についても考えたことなどありませんでした。
ですが、この「らっきょう」実は、とても体にいいらしいじゃないですか!
らっきょうのあの小さな粒に、驚きの効能がいくつも隠れていたんです。
ここでは、意外に知られていない、らっきょうの実はすごい効能をまとめてみました。
らっきょうの効能はスゴイ⁈らっきょうは漢方薬にも使われている
らっきょうは「畑の薬」と呼ばれ、実に様々な効能を持っています。
らっきょうに含まれる栄養素の中に
- アリシン(硫化アリル)
- カリウム
- 食物繊維
などがありますが
アリシンには、疲労回復効果がある他、免疫力を向上させてくれたり、がん予防や冷え性改善、血栓予防などの効果もあります。
また、カリウムには血圧下げ、高血圧の予防や体内の老廃物の排出を促進してくれる効果もあります。
らっきょうの食物繊維はなんと、ごぼうの3倍~4倍!
食物繊維が豊富だということは高い整腸作用があるのでダイエットにも効果的です。
らっきょうを乾燥させたものを「薤白(がいはく)」と言い、漢方の原料としても使われています。
薤白は主に胸の痛み・背中の痛み・胸苦しさ呼吸困難・痰・横たわれない・下痢・しぶり腹の改善に用いられ鎮痛作用・呼吸改善・去痰作用・整腸作用沈咳作用・止血作用などがあります。
漢方薬に使われていると思うと、らっきょうが体にいいと言われるのも頷けますね!
らっきょうの効能はスゴイ⁈らっきょうは心臓病や胸の痛みにも効く⁈
らっきょうは、玉ねぎやニンニクと同じで血液をサラサラにしてくれますが、血液をサラサラにし血圧を下げる効果があるということは、結果的に「心臓」への負担が減りますよね。
実はこのらっきょう「心臓の薬」とも呼ばれ、心筋梗塞や狭心症などにも良いと言われています。らっきょうに含まれる硫化アリルはビタミンB1の吸収を通常の7倍高めるのでB1を多く含む食品と食べるのが効果的。
(豚肉・ハム・小麦・ごま等)
それにより血液を浄化して血行を良くし循環器系の機能を正常化してくれるのです!
それだけではありません。
心臓や胸の痛みを和らげてくれる作用もあるので狭心症の発作なども予防してくれる食品です。
らっきょうの効能を実感したい⁈らっきょうはいつ食べるのがおすすめ?
様々な効能を持つらっきょうですがいつ食べるのが効果的なのでしょうか?
どうやらただ食事時に食べればいい
と言うものではなさそうです。
ポイントは毎食1時間前に食べること。
そうすることにより食べすぎの解消と逆に夏バテなどでの食欲の減退に効果があります。
しかし体にいいからと言って食べすぎはいけません。
食べすぎることによりらっきょうの効能が逆に体に悪影響を及ぼしてしまう可能性もあるのです。
腹痛・胸やけ・下痢・おならが出る口臭や体臭の原因になってしまいます。
1日、4~5粒程度を目安に食べるのがよいでしょう。
また、黒酢と合わせることにより大きな効果を発揮するので甘酢漬けを作る際はぜひ、黒酢を使ってみてください!
まとめ
いかがでしたか?
疲労回復効果・免疫力向上・がん予防・冷え性改善・血栓予防・高血圧予防・殺菌効果・整腸作用・生活習慣病予防など、様々な効能を持つらっきょうですが、実は、栄養学的にはあまり価値がありません。
そう考えると食品というよりは本当に「薬品」に近いように思えます。
なので、ダイエットに良いからと言ってらっきょうだけ食べるような極端な摂取の仕方はしないようにしてくださいね!
普段の生活に上手にらっきょうを取り入れて健康な体作りを目指しましょう。
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