お菓子やドレッシングなど
多くの食品のパッケージに記載されているのが
「デキストリン」。
このデキストリンとは一体何なのでしょうか?
多くの食品に使われているので、
口にしても大丈夫なのか
安全性は高いのか気になりますよね。
そこで今回はデキストリンの役割や
その安全性について調べてみました!
ぜひ最後までご覧ください。
デキストリンの特徴と役割!
どんなものに使われているの?
まず、デキストリンとは何で、
どんな役割があるのでしょうか?
またどんな食品に使われているのでしょうか?
さっそく見ていきましょう!
①デキストリンは何からできてるの?
デキストリンの主原料は、
じゃがいもやトウモロコシのでんぷんです。
詳しく言うと、
でんぷんを加水分解したときに
麦芽糖になるまでの中間過程でできる
生成物のことを指します。
②デキストリンの役割は?
デキストリンにはわずかな甘みがありますが、
匂いはほとんどありません。
デキストリンの役割としては以下のようなものがあります。
とろみをつける・液体を固体にさせる
ドレッシングやソースに
とろみをつけるために使われます。
またとろみを強くすることで、
液体を固体にすることもできます。
液体を粉末にさせる
デキストリンは、
液体の調味料を粉末にさせることができます。
ポテトチップスを作るときは、
デキストリンによって調味料の醤油などを
粉末にしてから味付けが行われます。
粉末がだまになるのを防ぐ
うどんのスープなど、
粉末のスープの素や青汁などは
水やお湯に溶かして使います。
そのときに
粉末がだまになるのを防いでくれるのが、
このデキストリンです。
デキストリンの安全性は高い?それとも危険?
ここではデキストリンは
口にしても大丈夫なのか、
その安全性についてお伝えします。
①デキストリンは食品添加物じゃない!
「デキストリン」と
カタカナで書いてあるのを見れば、
何となく添加物かな~と思いますよね。
しかし、デキストリンはじゃがいもや
トウモロコシのでんぷんからできているもの。
実は食品添加物ではないんです!
②危険性はないけど、摂りすぎはよくない!
デキストリンは食品添加物ではなく
食品の一部なので、
体に害はないと考えて問題ありません。
ただ主原料がでんぷんなので、
デキストリンには糖質が含まれています。
糖質の過剰摂取は、肥満や血糖値の上昇、
糖尿病などの危険性を招くので、
摂りすぎには注意してくださいね。
ぜひ知っておきたい!
デキストリンのもつ優れた効果と健康への影響
デキストリンは食品添加物ではなく、
安全性も高い食品であることが分かりました。
実は、デキストリンには健康への
優れた効果もあることをご存じでしたか?
デキストリンには様々な種類がありますが、
そのなかの「難消化性デキストリン」
というものが最近注目を集めているんです!
難消化性デキストリンには、
具体的にどのような効果があるのか、
さっそく見てきましょう!
①食後の血糖値の抑制
ご飯を食べたあとって眠くなりませんか?
それは血糖値が上がっている証拠。
でも食後の血糖値が急激に上がると、
糖尿病などの病気にかかりやすくなってしまうんです。
難消化性デキストリンには、
食後の血糖値の上昇を穏やかにしてくれる
効果があると言われています。
②便秘の解消
難消化性デキストリンは、
でんぷんの中から食物繊維だけを
取り出したもののこと。
難消化性デキストリンを摂取することで、
腸内環境が整い、便秘の解消に繋がります。
腸内環境が整って便秘が解消されれば
むくみも減らすことができるので、
ダイエットにも繋がりますよ~
③内臓脂肪の低減
難消化性デキストリンには、
内臓脂肪を減らす効果もあると言われています。
内臓脂肪の増えすぎは肥満になりやすく、
高血圧や糖尿病などの病気を
引き起こしやすくなるので、
「最近太ったな~」なんて思っている方は、
積極的に摂ってみるといいかもしれませんね。
まとめ
今回はデキストリンの役割や
その安全性についてお伝えしてきましたが、
いかがでしたか?
デキストリンは食品添加物ではないので、
摂取しても体に害はなさそうなので安心ですね。
また難消化性デキストリンには、
健康に嬉しい効果もたくさんあるので、
気になった方は、
ぜひ積極的に摂ってみてはいかがでしょうか。
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