乗り物に乗っての長距離移動は、できるだけ健やかに、楽しく過ごしたいもの。
家族や仲間とのコミュニケーションをはかるチャンスでもあります。
そんな貴重な時間を阻むのが乗り物酔い。
吐き気もそうですが、頭痛も結構辛いですよね!
そんな貴方の為に、今回の記事では乗り物に乗った時に起きる頭痛について紹介します。
ここで予防方法や対処法に詳しくなっていけば、もう頭痛も怖くありませんよ!
では早速、いってみましょう!!
乗り物酔いの頭痛の治し方!頭痛に効くツボ外関の位置とツボ押し方法
辛い時はツボを押すのです
乗り物に乗っていて、いざ頭痛がした時に、都合よく薬を持っているとは限りませんよね。
丁度持ち合わせの薬がなくて……
という時の為に、誰にでもできる簡単な対処法をお勧めします!
それがこの『外関(がいかん)』というツボをマッサージする事。
外関は頭痛や身体のだるさ、目の疲れ、更には腰痛にまで効果があるツボなのだとか。
まず、画像にあるように、外関は手の甲側、手首から指三本分下の位置にあります。
この場所に親指を当て、ゆっくり軽く押します。
これを一分間、両腕にやると効果があるとされています。
ツボを押すにも注意点はある
このように薬に頼らず簡単にできるツボマッサージですが、いくつか注意点があります。
ツボマッサージを試したい方、必ずここも読んでいってくださいね。
1.子供やお年寄り、妊婦の方には力を入れ過ぎない
ツボ刺激は、身体の器官が未発達な子供や、内臓が弱くなっている高齢者の方、身体が普段と違う状態になっている妊婦の方に行う際には、注意して優しく、ゆっくりと押すようにしてください。
これらの方々に普通の人と同じようにやってしまうと、刺激が強すぎてかえって逆効果になる事も……有効なツボも、やりすぎるとよくないので、そこは控えめでお願いしますね。
2.けが人、お酒に酔っている人、感染症患者にはやらない
これらの人には、ツボマッサージはやらないようにしてください。けがをしている人にやると怪我が悪化する事もありえますし、お酒に酔っている人は血行がよくなっている為逆効果に、そして感染症にかかっている人は、病原菌まで活性化してしまう恐れがあるのだとか。
どんな便利なツボマッサージでも、状態を見なければかえって身体に悪くなってしまう、という事ですね。
特に旅行などでの長距離移動時には、お酒に酔って更に乗り物酔いになってという、二重苦に陥る人をよく見ますので、こういった人には、ツボマッサージは勧めないように気を付けましょう。
乗り物酔いの頭痛予防!酔い止め薬を服用する効果的なタイミング
乗り物酔いに便利な『酔い止め薬』について
乗り物酔いになりやすい方の強い味方といえば、『酔い止め薬』。
ですが、そんな便利な薬も、服用するタイミングを誤ると効果が出にくいかも……?
ここでは、飲むタイミングに迷っている方の為に、効果的な服用のタイミングを紹介したいと思います。
1.服用のタイミングは事前の方が好ましい
酔い止め薬の多くは、服用してから実際に効果が出るまでにある程度の時間がかかります。
その為、実際に乗り物に乗る30分~1時間ほど前に服用すると、乗り物に乗った時に効果が出て、乗り物酔いを予防・緩和する事ができるようになるのだとか。
勿論症状が出てしまってから飲んでもその内に効果が出ますが、可能な限り前もって飲んできっちり予防したいところですね。
2.薬を飲む前に食事をきちんとしておく
これは酔い止め薬に限りませんが、空腹のまま薬だけ飲むと胃が荒れたりすることもある為、服用前に軽くでもいいので何かしら食べておく事をお勧めします。
空腹は乗り物酔いの原因の一つにもなりかねないですので、事前に食べておくことで直接の原因を潰す事にも繋がります。
食べ過ぎも禁物ですが、空腹のまま乗り物に乗るような事は避けたいですね。
3.運転時には飲まない
酔い止め薬には『眠くなる』などの副作用がある為、乗り物を運転する方は絶対に服用しないようにしましょう。
どうしても服用するのなら『他の人に運転を代わってもらう』『他の交通機関を活用する』など、運転そのものをしないで済む状況を用意する必要があります。
安全は何よりの宝です。決してお忘れなきように。
乗り物酔いの薬は併用できない?!鎮痛剤など副作用がでやすい?!
その薬、一緒に使って大丈夫!?
酔い止め薬の効果があまり出ないと、つい焦って『他の薬も試してみよう!』と他の薬と併用してしまいがち。
ですがちょっと待ってください。
その薬、本当にそのまま使ってしまって大丈夫ですか?
ここでは、つい他の薬と併用してしまいがちな、そんな貴方の為に、乗り物酔いの薬と特に相性の悪い薬について、紹介していきたいと思います。
乗り物酔いを治すにあたって焦りは禁物。
まずはここで知識を深めて、確実に治していきましょうね。
1.風邪薬や鎮痛薬、鼻炎薬は酔い止め薬と相性が悪い
これらの薬は、酔い止め薬と成分が近かったり、同じような働きの成分が配合されている事がある為、一緒に併用する事で効果が強く出過ぎてしまったり、思わぬ副作用が出てしまう恐れがあります。
『酔い止めで頭痛が治らないから鎮痛薬を飲もう』という方や、『風邪薬飲んだ後だけど乗り物酔いも怖いから酔い止めも飲もう』という方、どうぞご注意ください。
2.効果が出ないからと他の酔い止め薬と一緒に使わない
酔い止め薬も多種多様、メーカーによって様々なものが出ています。
この為、症状や自分の体質に合わず、一度飲んでも効果が実感できない、という方もいるかもしれません。
ですが、だからといってすぐに他の酔い止め薬を飲むのはやめましょう。
似た様な成分が含まれている薬を飲む事は、思わぬ副作用が発生するリスクを高めてしまいます。
とても危険ですので、避けるようにしましょうね。
3.その他、体質や持病などによっても飲める薬は変わる
薬というのは人の体質や持病など、様々な要因によって効く、効かないや副作用が大きく変わります。
この為、ほとんどの場合『この組み合わせだから絶対大丈夫!』というものが存在しません。
ですが、持病や他の病気で苦しんでいる時に乗り物酔いになるのは、できれば避けたいところ。
もし併用したい場合は、あらかじめ病院や薬局で聞くなりして、できる限り安全を確認してから使うようにしましょうね。
意外な活用法!?酔い止め薬の副作用の使い道
酔い止め薬の多くは服用すると眠くなる
酔い止め薬の主な副作用として、『眠くなる』というものがあります。
これは、嘔吐を抑制しようとする酔い止め薬の成分が脳に働き、脳の働きが抑制される事からそのようになるようですが、この眠気、場合によっては使い道もあるかもしれません。
副作用の程度は人によっても変わる為、眠くなることを狙って使う事はできないでしょうが、酔い止め効果と共に役立つ第二の効果として期待するくらいは、価値のあるものかもしれませんよ!
眠くなる事で乗り物酔いそのものをカット
ではどのように役立つかというと、乗り物酔いは、揺れを感じたりストレスを感じる事で発症します。
これを眠る事でカットしてしまう、という形で、酔い止め薬の『眠くなる』という副作用が役立つわけですね。
乗り物酔いの最強の対策、それは眠って脳の働きを限定してしまう事なのです。
だからといって一度に多用してはいけない
このように、状況次第ではむしろ最強の酔い止め効果ともなる『眠くなる』という副作用ですが、この効果を得る為に一度に大量に酔い止め薬を服用する、といった使い方は絶対にしないでくださいね。
大量に飲んでも狙ったほどには眠くならないかもしれませんし、そもそも眠るだけなら、他のそういった薬を飲む方がよほど効果的です。
何より大量に服用する事で『誰も想定してない副作用』が出てしまうリスクが高まってしまいます。
また、体調や体質、持病などによっては他の副作用も発症しかねませんので、これらも考慮して『普通に使ったら眠くなったから眠った』くらいの使い方をしていただければと思います。
まとめ
乗り物酔いにかかると、段々と気分が悪くなってきて、胃がむかついたり、頭痛が酷くなっていったり、めまいがしたり汗が止まらなくなったり……
色々と辛い症状がいくつも重なって、どんどん焦っていくんですよね。
自分以外が楽しそうにしていると、心もどんどん沈んでいく……
今回の記事では、その中でも特に辛い頭痛に効くツボや、酔い止め薬の服用タイミング、やってはいけない事などを紹介しました。
頭痛一つ収まるだけでも大分楽になって、目を閉じたり眠ったりすることで、乗り物酔いを乗り越える事も容易になってくると思います。
ここの記事で知った知識を元に、辛い乗り物酔いを乗り越えていきましょう!
頭痛なんて、もう怖くないぞー!!