旅行や日帰りツアーの楽しみといえば、勿論目的地やお土産もありますが、移動中の家族や友人、仲間との会話や風景もその一つですよね!
変わりゆく景色を親しい人と見ていると、『遠くまできたなあ』と、テンションもどんどん上がっていくもの。
ですが、それを台無しにする『乗り物酔い』の存在が辛いところ。
ご自身が掛からなくとも、誰かひとり掛かるだけで心配になってしまいますよね。
ここはそんな貴方に必見の、乗り物酔いの対処法と対策を紹介する記事ですよ!!
もし近くに乗り物酔いで苦しんでいる方がいるなら、ここで読んだ方法を試して、辛い旅を楽しい旅に変えてしまいましょう!!
誰でもできる?!乗り物酔いの症状を緩和する対処法と乗り物酔い対策
では早速、乗り物酔いになってしまった人を楽にする為の対処法と、事前に取れる対策を紹介しましょう!
対処法1.可能なら乗り物から降りる
はい、基本中の基本ですね。
酔ってしまうような乗り物から一時的なりとも降りる事が出来れば、その分だけ楽になります。
ただしこれは一時的なもので、また乗り物に乗ると再発してしまいます。
これでは対処としてはちょっと心もとない……
対処法2.換気に気を遣い、新鮮な空気を吸えるようにする
乗り物酔いの原因の一つとして、タバコや酒、食べ物や乗り物独特の臭いが元になる事があります。
これらが原因の場合は、こういった臭いがなくなればいいので、窓を開けるなどして換気をこまめにする、臭いの発生する場所(たばこを吸ってる人など)から離れる、消臭スプレーなどがあれば使用してみるなどの対処法で、乗り物酔いの症状を緩和させることができます。
対処法3.仲間とおしゃべりしたり音楽を聞いたりする
これは、他の事をする事で意識がそちらに向く事と、リラックスする事で精神的に余裕ができる事で、乗り物酔いの症状を緩和する方法です。
乗り物酔いはストレスや精神状態によっても発症するので、リラックスできる状態に持っていくのはとても大切になります。
会話などが苦手でも、自分の心の中で『乗り物酔いになんてならない!』と念じ続けるだけでも効果があるという話なので、是非試してみてくださいね!
対策1.事前に乗り物酔いになりにくい席を指定する
戦いとは事前準備の段階で既に始まっているもの。乗り物酔いとの戦いを制するなら、まずは席の確保から、という事です!
バスなら正面が見える前の方の席が理想的。電車なら中央部、前向きの座席が、船も中央部の席が他よりも揺れが少なく、乗り物酔いになりにくいと言えます。
その上で、できるだけ広い席があるならその方がいいでしょう。広い席のメリットは、なんといってもリラックスできる事と、体調が悪い時に横になったり姿勢を崩したりできる事です。
楽しい旅の為、少しでも楽な移動時間の為、できる限りこれらを考慮して席選びをするようにしたいですね。
対策2.食事と睡眠はしっかりと取る
空腹や睡眠不足は乗り物酔いが発症しやすくなるばかりではなく、その症状をより酷くさせてしまいます。
乗り物に乗る前日にはしっかりと睡眠をとり、当日にはしつかりと食事を取るようにしましょう。
ただし、食べ過ぎも乗り物酔いになりやすい要因なので、腹八分目に抑えるのが大切ですよ!
過ぎたるは及ばざるが如し、です!!
対策3.衣服で身体を締め付け過ぎないような選択をする
キュッと身体が引き締まったように見える服は、旅する方にとっては格好良く見えるかもしれませんが、乗り物酔いを気にするなら逆効果。
できればゆったりとした服やベルトを使い、身体をいたわってあげてください。
締め付けが強すぎるとその分乗り物酔いになりやすいようなので、衣服の選択からも意識して乗り物酔いの可能性を排除したいですね。
乗り物酔いは薬で症状改善?!酔い止め薬の成分と効果的な服用方法
乗り物酔いに掛かる前、もしくは掛かった後に役立つ酔い止め薬。
色んな種類がありますが、『どれを飲めばいいの?』『どう飲むのが正しいの?』と疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。
そんな方の為に、ここでは『酔い止め薬の主な成分別の区分け』と『効果的な服用方法』を紹介していきたいと思います。
是非参考にしていってくださいね。
主な成分1.抗ヒスタミン薬
抗ヒスタミン薬は、嘔吐を誘発する『ヒスタミン』という物質の作用を抑えます。
これによって吐き気や嘔吐そのものを緩和する事が出来るのが強み。
吐き気が酷い時はこの抗ヒスタミン薬を選ぶと良いでしょう。
酔い止め薬には多かれ少なかれ、この抗ヒスタミン薬が入っているそうなので、意図して選ばずとも入っていたという事もあるかもしれません。
主な成分2.副交感神経遮断薬
乗り物酔いの主な原因として、自律神経の乱れがあります。
副交感神経遮断薬は、この自律神経の乱れを抑える効果があります。
これにより胃の不快感などを抑える効果が期待できるのだとか。
胃のむかつきや冷や汗などの症状に悩む方にお勧めできそうです。
主な成分3.局所麻酔薬
局所麻酔薬は、胃粘膜への麻酔効果によって吐き気を抑えます。
胃のむかつきや吐き気が酷い場合などにお勧めできそうです。
効果的な服用方法
ここで紹介した成分の薬は、症状が出てから飲んでも効果を発揮しますが、最も効果的なのは乗り物に乗る前、30分~1時間ほど前に服用するのが理想的です。
定められた通りの容量を守って、お茶などではなく、水で飲むようにしましょう。
気を付けなくてはいけない事
多くの酔い止め薬には副作用や注意点があります。
例えば抗ヒスタミン薬や副交感神経遮断薬は、眠気やのどの渇きなどの症状が出る事があるようですし、緑内障や前立腺肥大のある人は服用そのものが危険となります。
局所麻酔薬は、成分によっては乳幼児が服用した際に危険ですので、まず使用する前に、パッケージや説明書などの注意書きを読み、安全に使用するようにしましょう。
乗り物酔いには対策グッズがお勧め?!リストバンドが手軽で便利?!
乗り物酔い対策というと『まずは薬!』という印象も強いのですが、最近では薬に頼らない対策も増えてきています。
その中でもイチオシなのが『酔い止めバンド』というリストバンド。
これは、バンドが継続的に手首のツボを刺激し、乗り物酔いの症状が軽減されるというもの。
値段は安ければ100均でも買えますし、本科的なものをお求めなら、医療用のバンドなどがドラッグストアでお買い求めいただけます。
興味のある方は是非探してみてくださいね!
乗り物に乗る時にやってはいけない事
乗り物酔いを避けるためには、やってはいけない事がいくつかあります。
多くは今まで紹介した『こうしたらいいよ』というものの真逆をやることなのですが、ここでは特にやってはいけないものを三つ、紹介しますね。
1.飲酒、喫煙
飲酒や喫煙をする事によって自律神経の働きが悪い方向で刺激され、これによって乗り物酔いが誘発される事があります。
また、家族や仲間などが乗り物酔いに苦しんでいる時には、極力その近くで飲酒や喫煙をしないようにしてください。
その臭いそのものが、乗り物酔いする方にとっては毒ですので。
2.携帯ゲームやスマホ操作、メール、読書など
『意識を他に向ければ乗り物酔いが緩和できる』と紹介しましたが、目を使うこれらはアウト。
揺れる乗り物の中でこれらをやると、揺れる度に文字がブレたりして、乗り物酔いが誘発されやすくなります。
もし家族や仲間などが乗り物酔いになると解っているなら、移動中にはメールやラインで返答を求めるのは、できる限り避けた方が良いでしょう。
3.無理に我慢してしまう
乗り物酔いは、我慢し続けてもよくはなりません。
むしろ乗り物に乗り続ける事で症状が悪化しますので、気分が悪くなったら素直に身体を休める、周囲に助けを求めるなど、何かしら対処する必要があります。
『皆が楽しんでるんだから我慢しなきゃ』というのは禁物。素直に『助けて!』と言えるようにしましょうね。
まとめ
乗り物酔いで気分が悪くなると、どうしても『早く終わってくれぇぇぇ』と必死に耐えようとしてしまいがち。
ですが、そんな忍耐よりも効果的な方法があるなら、試した方がお得ですよね。
今回は気軽にお役立ちな対処法や事前の対策、そして種類別の酔い止め薬の説明、便利なグッズややってはいけない事などを紹介してきました。
どれか一つでも試してみれば、無理に耐える必要もなくなるかもしれませんよ?
どうかこれを読んだ方、その周りの方が、少しでも乗り物酔いから解放されますように。
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