公務員になりたい人にとって最大の難関となる『公務員試験』。
これさえ受かってしまえば夢の公務員生活ですが、なかなかどうして、思うようにいかない時もあるもの。
今回は公務員試験に興味のある方、これから試験に挑戦するという方向けに、公務員試験の日程や、失敗した時のリカバリー方法などを、解りやすく紹介していけたらと思います。
この記事を読んで試験本番に備えるもよし、雑学として覚えて話題のタネにしてもよし、いずれにしてもお役立ち情報ですよ!
それでは早速参りましょう!!
公務員試験はいつ?チャレンジできる回数に制限は!?
公務員試験はいつから始まる?
公務員試験の日程は、以下のサイトで詳しく紹介しています。
地域や種別にもよりますが、年によっても開催日が違う為、よく確認してから行くと良いでしょう。
サイトをご覧の通り、4月から翌年1月まで、幅広く様々な試験が行われています。
一般企業の試験や大学入試とは全く違う訳です。
もし公務員試験を受験したいと考えている人はこの辺りをよく考え、希望の職種の日程に合う様に追い込みをかけましょう。
公務員試験は何度まで受けられるか
公務員試験は、基本的には受験する回数そのものに制限はかけられていません。
一部司法試験のように一定回数受からないと、再度受験資格を獲得する必要があるものもありますが、受験を受ける回数そのものは時間の許す限り何度でも、と言えます。
ただし、ほとんどの公務員試験は年齢制限がある為、自動的にこの年齢制限まで行える回数が、その人に許された制限であると言えそうです。
公務員試験失敗!?まだまだあきらめないこれからできるリカバリー方法
もし公務員試験を失敗してしまったらどうすべきなのか
もし試験に受からなかった場合は、すぐにどう動くかを決める必要があります。
例えば、公務員の道を諦めて一般企業に就職する、という道もありますし、公務員でも、まだ受験を行っていない、別種の公務員への道を模索する、という手もあるでしょう。
もちろんその道に進む事を目標としているなら、一年間は勉強に費やし、来年以降に備える、という人もいます。
その他、一般企業に正社員として勤めたり、臨時職員としてその公務員職に関わりのある場所に勤める事で、中途採用枠を利用して公務員になる、という方法もあります。
こういった様々な選択肢がある為、試験に落ちたからと悲嘆に暮れている暇はないのです。
事前に失敗に対しある程度備えておく事が成功率を高める
まず、最も大事なのは計画性です。
行き当たりばったりでは、万一試験に失敗した場合、取り返しがつかなくなったり、不本意極まりない選択をする事になったりします。
一発合格するのが最上ですが、失敗した時のルートも考えておくといいでしょう。
その際、ご両親の出費で受験をしていたり、今の生活を維持しているなら、その辺りも含めて相談や確認をすると良いでしょう。
そうする事で、何回まで受験できるのか、失敗した場合にどういった選択肢を選ぶと、家族に負担が掛からないのかなどが解り、それに沿って事前に受験計画を考える事で、失敗した後にどうするかの選択肢を、ある程度悩むことなく選択する事も出来ます。
そういった事前知識があれば試験の時も不安なく行えるため、これはとても大切なことだと覚えておくといいでしょう。
失敗した場合のリカバリーはどう利かせるのか
これは受験に関して全般的に言える事ですが、第一志望一本で進もうとすると、不測の体調不良やケガによって取り返しがつかなくなりやすいです。
こういった問題を回避する為、事前に第二・第三候補を用意し、もし本命で落とされてもそちらで合格できるようにすると、リカバリーが成功しやすくなります。
また、本命以外を受験するつもりが無い方の場合は、次の年の受験に期待して勉強を続けることになります。
いわゆる『公務員浪人』と言われるもので、独学で勉強する方と、公務員専門学校や予備校に入り、受験対策の為の勉強を行う方とで別れます。
公務員専門学校や予備校に入る為には当然お金がかかりますが、独学で行うよりは傾向の対策などが有効に行えるため、お金に余裕があり、成功率を挙げたいならば、これも一つの手と言えそうです。
公務員試験に落ちたら!?これまでの勉強を活かす方法
今まで学んだ分は無駄じゃない!?実は役に立つ対策勉強
もし公務員試験に落ちてしまって一般企業への就職を考えても、すぐさま企業向けの勉強を、と方向転換を考える必要はありません。
何故かと言えば、一般企業が主に行っている筆記試験(SPIと呼ばれる)は、公務員試験の為の対策と内容がかぶっているからです。
この為、公務員試験の為に学んできたことは、一般企業に就職する際にも無駄にはなりません。
ただし面接内容は公務員試験と民間企業で大きく異なる
筆記に関しては評価基準にそこまで差はないのですが、面接に関しては大きく異なり、公務員試験は比較的公平公正に、マニュアルによって基準が設けられていますが、一般企業の場合は面接官によってその基準が変わったりします。
この為、面接官個人の虫の居所が悪かったり、性差や外見などで判断する人であったりすると、面接の内容と無関係に減点されてしまったりする事もありますし、逆にちょっとした受け答えや容姿が面接官好みだっただけで、即採用を決められることもあり、これらは事前の努力ではほぼどうにもなりません。
大手企業や病院などでもこういった基準のばらつきはあり、「大手だから公正にやってくれる」というものでもない為、一般企業を受ける際には、ある程度の覚悟をもって面接に臨む必要があります。
勿論、一般企業であっても、厳正に基準によって合否を決める企業はありますので、公務員試験向けの面接対策を練っていた方なら、そういったところを中心に探してみる事で、その試験対策を活かせるかもしれません。
公務員試験の失敗後について調べてみたまとめと感想などを
公務員試験というと、なんとも難しい物を想像しますが、これも国家公務員であるか地方公務員であるか、または種別によっても大分難易度は違うようですね。
今回は試験に失敗した場合のリカバリーや、受験回数など、人によっては「やめて、そんなの見たくないし考えたくない!」「縁起が悪いよ!」と思うかもしれない記事でした。
リカバリーの大切さや受験の計画性はとても大事なんですが、受験を初めて受けるくらいの人だと、落ちる事を想定してるみたいで嫌がる方が多いかも知れませんね。
そんなものでも万一を考えれば役に立つこともありますし、上手く活かしていただければと思います。
ただ、できる事ならば、どうかこの記事を読んだ方が、この記事を必要とせず合格しますように。