新たな夫婦の誕生を祝う『結婚式』。
ご家族は勿論、親族や友人知人、
会社の上司同僚まで、
様々な方がお祝いに来る事も多いですよね。
そんなおめでたい場ですが、
いざ『司会』や『親族代表』を任された時には、
結構知らない事ばかりで混乱しますよね。
ここでは、そんな時にすぐにやるべき事が頭に浮かぶように、
『親族はどの範囲まで紹介すればいいのか』
『紹介する順番と注意点』
『紹介された際にどんな風に返せばいいのかの例』
などを紹介していきたいと思います。
これをおさえれば、後は練習あるのみですよ!!
それでは早速行ってみましょう!!
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結婚式の親族紹介の範囲はどこまで?
基本は招待した親族全員の紹介を
☆結婚式に来てくれた親族の方には分け隔てなく敬意を☆
司会をするにあたって、
まず忘れてはならない事があります。
それは、司会や親族代表の方が、
新郎新婦どちらの親類・縁者の方であったとしても、
両家の親族の方に対して、
扱いを区別したりしてはならない、
という事です。
式に参加してくれた親族の方の中には、
遠路はるばる来てくれた方、
スケジュールに無理を利かせてでも来てくれた方も、
中にはいらっしゃるかもしれません。
そうでなくとも、
新郎新婦を祝う為にわざわざ来てくれた方ですので、
例え新郎新婦や紹介する方から見て、
あまり関わりの無い方だとしても、
決して他の親族の方と扱いに差をつけたりしないように、
注意しましょう。
☆事前に指定がなければ、親族の方は全員紹介する事になる☆
事前に特に指定が無かった場合、
紹介する際には誰それに限定するのではなく、
来てくれた方全員を紹介するようにしてください。
この為、式の前日の時点で新郎新婦なり業者の方なりに、
『その日来る予定の親族の名前と続柄』
を確認しておく事が大切です。
その上で、当日『実際に来ている親族』を確認し、
来ていない人や、予定になかったけれど当日参加した方などを確認。
これで後は順番通り読み上げていけばOKです。
ですが、昨今の結婚式は様々な形式があるもの。
全てがこのパターン通りとはいきません。
☆両家の親族代表者が紹介する場合もある☆
上で紹介したのは、
『司会やどちらかの親族の代表者が全員を紹介するケース』
でしたが、ここではそれとは違い、
『両家の親族代表者が紹介するケース』
について紹介したいと思います。
こちらの場合は、
お互いの家の親族の代表者の方が紹介する為、
紹介するのは自分の家の親族のみとなります。
勿論来てくれた方全員紹介する事になりますので、
事前、当日のチェックはお忘れなく。
まず片方の家が来てくれた親族全員の紹介をし、
その後にもう片方の家が紹介をする……
という流れになっているようです。
この場合、親族代表者は両家に一人ずつになる為、
任された場合は、
間違って相手の家の親族まで紹介しないようにご注意ください。
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☆場合によってはその場にいない親族も紹介する事もある☆
怪我や病気など、様々な理由から
やむを得ず参加できなくなった親族の方もいると思います。
特に新郎新婦のご家族や親しい方、
親族の中でも特に重要な立ち位置の方などの場合は、
その場にいなくとも紹介する事もあります。
順番としては参加している親族の紹介が終わった後に、
「〇〇の事情からこの場にはいらっしゃいませんが……」
と紹介するといいでしょう。
結婚式で親族紹介をする時!
紹介する順番とおさえておきたい注意点
☆紹介する順番を頭に入れておこう☆
ここからは紹介する順番についての説明になります。
これに関しても、事前に確認した名前や続柄から、
リストアップしておくことによってかなり分かりやすくなります。
特に大人数が参加する式の場合、
事前にこれを行っておくか否かで大きく難易度が変わりますので、
例え頭の中に親族の名前と続柄が入っていたとしても、
一度は紙なりパソコンのメモ帳なりを使って整理しておくと、
いざという時の間違いが起こりにくくなっていいかと思われます。
☆親族紹介はまず新郎の家族から☆
一般的には、紹介の順番は新郎の家から、
という風になっているようです。
ただ世相を考えればその辺り、
どちらが先でも問題はなさそうですので、
どちらになってもいいように、
ある程度のイメージトレーニングしておくといいでしょう。
事前に新郎新婦に確認をしておけば
尚やりやすいかもしれません。
☆紹介する順番は血が近い順で☆
まず一番最初に紹介するのは、家族から。
父親、母親と始まり、
いるようなら祖父母、兄弟姉妹、親戚といった順番になります。
親戚も、新郎新婦から血が近い順、
かつ年齢が上の人から紹介していくのがマナーだとか。
関わりの深い親族ならともかく、
そうじゃないと年齢なんて覚えていないでしょうから、
ここでも事前確認とリストアップの大切さが解りますね。
結婚式での親族紹介!
新郎新婦へのお祝いの気持ちをこめた紹介例文
☆では、自分が紹介された場合はどうすればいいのだろう☆
ここまでは『紹介する側』のお話でしたが、
ここからは『紹介された側』のお話になります。
実際問題、
紹介された人はどんな事を言えばいいのでしょうか?
特に何も考えずとも
即興で言葉が出る方は悩む事もないでしょうが、
当日突然「あなたの番よ」と言われても、
上手く話せるとは限りませんよね。
ここではちょっとした例文なども紹介しますので、
それを参考に、
自分の言葉でお祝いの言葉を考えておけば、
いざ自分の番になっても固まらずにスピーチできると思います。
どうぞ、気軽に構えてしっかり覚えていきましょう!
☆紹介の形式は人数によっても分かれる☆
まず考えておきたいのは、参加する親族の人数です。
親族の人数が多い場合、紹介に時間が掛かる為、
司会や親族代表者は細かい説明などを省き、
親族の続柄と名前だけを呼ぶ場合があります。
事前に打ち合わせがあればいいのですが、
特になければ、
紹介された際にはお辞儀をするだけに留めるか、
話しても一言
「〇〇と申します、よろしくお願いいたします」
とでも言っておけば問題ないでしょう。
こちらの場合は、
お辞儀とちょっとした挨拶だけですので、
目立つような失敗も少ないと思います。
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☆自己紹介を頼まれた場合☆
問題になるのはこちらのパターンです。
参加する親族が少ない場合によく起こる状況で、
時間に余裕がある事も多い為、
一定程度の自己紹介を求められたりします。
話す際もその場でマイクを渡されたり、
司会の席に立って話したりと、
式の進行形式によって大きく立ち位置が変わります。
この為、事前に詳しく打ち合わせをしておかないと、
当日自分が話す際に思わぬ失敗をしてしまう事もあります。
とにかく事前の確認が大切です。
自己紹介の場合は、特に指定などがなければ、
『新郎の妹の〇〇です、よろしくお願いいたします』
といったように、
新郎新婦とどういった関係なのかと、
お祝いの一言を添え、お辞儀をすれば特に問題はないでしょう。
☆ではどういった事が問題になるのか☆
自己紹介などは、
短めに抑えても特に文句をつけられることはないと思います。
どちらかといえば問題になりやすいのは、
自己紹介と言われたからとあまり必要のないことを話したりする事。
特に笑いを取ろうとしたり場を和ませようとして、
自虐ネタや誰かをからかったようなネタを持ち出すのは、
絶対に避けましょう。
また、式には『予定時間』というものがあり、
時間ごとにある程度区切られて進行していきます。
長々と自己紹介する事によって、
他の方に配分される時間が奪われてしまう事もありますので、
事前に「人数少ないから時間稼いで」とか頼まれでもしない限り、
必要最低限に留めておくことをお勧めします。
他にもいろいろな形式がある結婚式!
ちょっとだけ紹介しますよ!!
☆最近の結婚式は、必ずしも親族紹介があるとは限らない☆
ここまでの流れを完全に無視したこの見出し!
はい、最近は『親族紹介』そのものがない結婚式もあるのです!
例えば小規模な結婚式の場合、
親族の方が一人も呼ばれなかったり、
呼ばれても少数に留められる場合は、
進行上親族紹介などは省略されるケースもあります。
この場合は、親族同士の挨拶は結婚式の中、
両家の親族同士が自発的に挨拶をする、
といった流れになる事も多いようです。
☆海外の結婚式の場合は親族紹介の方法も変わってくる☆
こちらは海外での結婚式の場合。
勿論日本と同じ進行で、
という場合はそのままなのですが、
例えば新郎新婦のどちらかが海外の方であったり、
新郎新婦が
「その国の形式に沿った式を挙げたい!」
といった希望を持つこともあるでしょうから、
このようなケースも最近は増えています。
例えばアメリカ式の結婚式の場合は、
新郎新婦が家族の紹介をするのが一般的な様子。
ドイツ式の結婚式はかなり自由度が高く、
人によって全く違った結婚式になるのだとか。
中国は最近では日本と同じような流れで
親族紹介されるようですが、
地域によっては新郎が親族を引き連れて、
新婦の家まで迎えに行く、といった風習も残っているのだとか。
国により結婚式の流れは違うようなので、
もし海外式の結婚式に参加される場合は、
その国の文化を学ぶこともお忘れなく。
日本で言う『忌み言葉』のように、
お祝いの場で使ってはいけない言葉や、
やってはいけない行動というのもあります。
知らず知らずのうちに禁忌を犯してしまい、
折角のお祝いの場が台無しに、
といった事がないように気を付けましょう。
まとめ
実際に結婚式に参加すると、
大勢の人が一堂に会し、広い場所で長時間……
と、どうしても事前に記憶した事がすっぽぬけてしまう事、
結構あるんですよね。
メモってもそれを読み上げる時に噛み噛みになってしまったり、
一度でも噛んでしまうと頭が真っ白になって、
それ以上は何も言えなくなってしまったり。
『緊張した時は人の字を飲むようにする』
といった話もありますが、
それよりなにより、場数を踏むことが大事なんだと思います。
普段から人前に立たないと、
どうしてもそういった場では緊張してしまうのが人間ですので。
その為にも、
事前に自己紹介の練習をしておくとか、
人前で話せるように訓練するとか、
イメージトレーニングするとか、
色々とやってみると良いと思います。
折角の結婚式ですし、
誰もが笑顔でいられるような場にしたいところ。
どうぞ何もせず
その日を迎えるなんてことがないように、
空いた時間にでも色々試してみてくださいね!
どうか皆様に、幸せな結婚式を。
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