会社の電話番などをしていると、
比較的受ける事が多いのが『非通知設定の電話』。
大体は不意の営業や匿名でのクレームなど、
会社にとっては、あまりありがたくない
電話が多い印象がありますよね。
でも、そんな中にもし一人でも、
お得意様や取引相手が混じっていたら……
そう考えると、
やはり無視するのも難しいと思うんですよね。
そんな貴方の為に、今回は
非通知設定の電話がかかってきた際の対処法などを、
紹介していきたいと思います。
何も知らないと
ただただ怖いばかりのイメージが先行しますが、
どんなものか知ってしまえば大したことありませんよ!
それでは早速始めましょう!!
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非通知設定の電話番号が分からない!?
自分で確認する方法は!?
☆非通知設定とはどのように設定するのだろうか?☆
そもそも非通知設定の電話とは、
どのように設定するのでしょうか?
これは、
電話をかける際に『184』と付け足す事で、
固定電話でも携帯電話でも、
非通知でかけることができるようになります。
☆非通知設定でかけてきた電話の相手を、自力で確認するには☆
非通知設定の電話に関しては、
基本的に個人が電話番号を逆探知する、
といった事はできません。
非通知設定というのは
相手方が電話番号を隠したくて、
あるいは通知する事で混乱を生むのを避けたくて
使うものですので、
相手に知られてしまっては意味がないのです。
この為、
非通知設定でかけてきた相手を確認する為には、
ある程度自分の周囲に目を向ける必要があります。
例えば、企業であるなら、
顧客リストや関係各社のリストがあれば、
その中から候補となりうる相手を探す事も
可能になりますし、
直近で同僚などが
『15時、凸凹社、田中氏から連絡がきます』
などと書かれたメモを残していて、
メモの内容に沿った時間にかかって来たなら、
その人からの電話という可能性も高いかと思われます。
メモに限らず、
「非通知でかかって来たんだけど心当たりないですか?」
と周囲の人に確認してみる事で、
思い当りある人から
「それは私の案件だと思います」と、
何がしかの反応が得られる可能性もありますので、
これもやっておいて損はないでしょう。
また、電話の相手が急ぎであったり、
何かしら大切な用事を伝えたい場合などには、
留守電やメールなどで用件を伝えたり、
確認をしようとしたりする事もあります。
これらをチェックする事で、
相手の特定につながる事は大いにありますので、
同じ部署の人との報連相は
しっかりとしておきたいところですね。
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非通知設定の電話には留守電で対応しよう!
☆出るのがちょっと怖い非通知設定も、留守電で安心対応☆
非通知電話の怖いところは、
かけてきた相手が詐欺師や犯罪グループなど、
口の上手い、悪意ある相手だった場合です。
自分では
『私は詐欺に掛からない!』
『俺は大丈夫だ!』
と思っていても過信できないほど、
昨今のそういった輩の手口は巧妙化していっています。
この手の電話に対し、
直接耳を傾けるのはとても危険です。
そのような時、役に立つのが『留守番電話』。
これを使えば、
その場その時に直接聞いて勢いのまま流される、
といった事態を避けやすくなります。
相手のいない状態で冷静に用件を聞けるため、
もしセールストークであったとしても、
直接聞くより正常な判断がしやすくなると言えます。
☆留守電にする事で、勧誘や営業電話の大半は諦めてくれる☆
基本的に営業や勧誘の類は、
相手視点では『数打てば当たる』という考えなので、
一つの相手に無理に固執するという事は少ないようです。
ですので、留守電にする事で
「ああここは話聞いてもらえないな」
と即座に判断し、
用件も伝えず切るケースが多いのだとか。
逆にちゃんとした用事がある人なら、
留守電にきちんと用件を伝えるか、
他の手段などで連絡を試みるなどするでしょうから、
それを目安にこちらからかけ直すようにすれば、
特に問題も起こらずスムーズに進む事でしょう。
迷ったら、まずは留守電。
これで心配ごとが大分減りますよ!
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キャリア別!!
非通知に対応するためのサービスをご紹介
☆非通知電話に対処するために覚えておきたい事☆
非通知電話への対応策は、
留守電以外にも様々なものがあります。
選択しているキャリアによって
実行する為の方法が違いますが、
同じサービスを
複数のキャリアが行っている事もありますので、
気になる方は調べてみるのもいいかもしれませんよ!
以下は、特に有効とされるサービスの例です。
非通知拒否設定
これは、特定の条件で設定した電話を拒否するというもの。
着信した時点で拒否できる為、
鬱陶しい勧誘電話や営業電話を、
根本からシャットダウンできるのが強みです。
これが可能なキャリアは『Softbank』。
『ナンバーブロック』という名前の有料サービスで
月額100円だそうです。
非通知電話に限らず、登録した番号そのものを
ブロッキングするというもので、
最大20件まで登録できるのだとか。
ただし欠点として、
『非通知の相手を登録する為に一度その電話に出る必要がある』
という点と、
『非通知電話が幾度もかかる環境では不向き』
という点があります。
不特定多数からの悪戯電話などには対応しきれないかもしれません。
シャットダウンそのものは強力ですが、
元々非通知専用の対策というよりは、
特定の個人に対してのブロッキングが
目的のサービスのようで、
非通知対策としてはいくらか使い勝手が悪く感じますね。
番号通知をリクエストするサービス
こちらは着信拒否と違い、
非通知でかけて来た相手に対し、
「通知設定でかけなおしてください」
とガイダンスを流してくれます。
これによって本当に用件がある人は
通知設定でかけ直すという形になると思うので、
このサービスの強みの一つに、
『大事な用事があるけど事情があって非通知になってる人』
を取りこぼしにくくなるのがメリットと言えます。
こちらのサービスは『au』と『docomo』で、
共に無料で、申し込み手続きなどが不要とのことです。
auでは
『番号通知リクエストサービス』という名前で、
『1481』にダイヤルする事でサービス開始、
停止したい時には
『1480』にダイヤルする事で止められます。
docomoでは
『番号通知お願いサービス』という名前で、
こちらは『148』にダイヤルし、
サービスを受けていない状態ならば
『1』を押す事でサービス開始、
『0』を押す事でサービス停止となります。
この二社のサービスの方が、
非通知に対して専門特化されている分、
使い勝手はいいかもしれませんね。
その他、アプリを使う事で防ぐ方法もある
非通知対策として
近年にわかに知名度が上がってきているのが、
『スマートフォンのアプリを使用しての対処法』。
こちらはキャリアによる
拒否やガイダンスだけではさばききれない、
不特定多数からの
新規の非通知電話などに対応する事もでき、
脚光を浴びてきています。
例えば『Whoscall(だれ電)』は、
ネット上の迷惑電話番号や
各所から寄せられた情報を元に、
かかって来た非通知電話の相手の情報を表示するというもの。
月額200円の有料サービスですが、
キャリアのサービスを使っても尚
非通知電話に悩まされる人には、
こういったものも役に立つかもしれません。
また、
IP電話のアプリ『SMARTalk』は、
楽天が運営するサービスで、
サービス利用などで本来の番号を登録する事によって
増えてしまう非通知などの迷惑電話を、
サブ番号を取得する事によって結果的に減らせるというもの。
非通知に対しての直接的な対処法というよりは、
電話番号という名の個人情報が
不特定多数に出回らないように、
予防という形での対処になると思います。
こちらのサービスは
クレジットカードが必要との事で、
使える人は限られるかもしれませんが、
手段の一つとしては有効と言えるかもしれません。
まとめ
非通知設定でかかってくる電話というのは、
それこそ時代が進むにつれ
様々なモノが増えているようですね。
例えば番号を取得し大量にまとめて売るため、
「それが通じる番号なのか」
という確認でかけてくるケース。
こういったものは
電話そのものに直接の被害はありませんが、
ワン切りが鬱陶しかったり、
『通じる』として売られた番号が、
買い取った業者によって利用され、
営業電話がひっきりなしにかかってくる……
といった事態を生む事もあるそうです。
こういった手合いは無視は逆効果で、
面倒でも逐一拒否設定するのが正しい対処法なのだとか。
また、近年で増えているのは、
外国語でまくしたてるように話し続けるというもの。
一見すると意味不明なもので
とても不気味なのですが、
これは自動音声による詐欺電話で、
言われた通りに番号を押してしまうと、
後々架空請求などが届くというものです。
……怖いですね。非通知電話。
でも、そういったものとは別に、
例えば大手企業などは
複数回線で電話を使っている為、
外部にかける際には非通知電話にせざるを得ない
という事情があります。
これもあり、必ずしも
『非通知=やましい相手』とは限らないようです。
ですので、
例えば受験生の方でそういった企業に応募した方は、
非通知で何がしかの案内なりが届く事もあるそうで、
「これは非通知だから無視でいいや」と無視し続けると、
必要な情報が全く手に入らず結果不採用に……
という事にもなるかもしれません。
なので、関連するサイトなどでは
『受験生の人は非通知電話を無視しないように』
と言われているようですね。
非通知設定そのものは、
本来はかける側のプライバシーを守るためのもなのに、
これが悪用されて詐欺や勧誘に使われる、
というのは複雑な気分です。
どうか、この記事を読んだ方々が、
非通知電話で受けるわずらわしさや嫌な気分を、
少しでも減らせますように。
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