生活の知恵

避難する時の持ち物!これだけは!!最低限必要な持ち物のリスト

近年は大型の災害も多く、
突然の事態に備える為、
日ごろから避難訓練防災の呼びかけなど、
対災害に対する世間の意識も大分強くなってきました。

ですが、いざ災害の時に、
どんなものを持っていったらいいのか

物資面で何を備えておけばいいのか、
まだまだ情報不足を感じている方も
多いのではないでしょうか?

今回はそんな方の為に、
いざという時に困らない為の、
避難時に必要な持ち物の紹介と、

解りやすいリストなどを参考に、
具体的にどんなものを持っていけばいいのか
紹介したいと思います。

この記事を読めば、
とりあえず何を用意すればいいのか解るので、
緊急時の備えとして読んでいって損はありませんよ!

それでは早速参りましょう!!

避難する時の持ち物は何が要る?最低限必要な持ち物と忘れやすい物

避難時に最低限必要な持ち物

まずは、いざ災害が発生した際に、
最低限、手持ちで用意
しておかないといけないもの
を紹介します。

食料

食料は、避難する上でとても重要な物資の一つです。

避難時に必要とされる食料としては、
缶詰ビスケットインスタント食品など、
長期保存ができ、持ち運びが容易で、
調理などの手間が少なく食べられるものが
よい
とされています。

近年では
水で様々な味のご飯が楽しめる
アルファ米
や、

水無しで
カレーやハヤシライスなどが
楽しめるレトルト食品
もあり、

こういった備えをしておくことで、
避難生活のストレスを
大幅に和らげる事が出来る
ため、お勧めです。

水とそれに関わるもの

水は食料同様に重要物資です。

特に飲料水が無いと
日々の生活がかなり苦しいことになります

避難所には
給水車が用意される事もありますが、
必ずしもそれがある訳ではなく、
また避難者全員で分け合う為、
一日に得られる量は限られてしまいます

あらかじめ
飲料水だけでも確保しておくことで、
給水された水を
生活用に用いる事が容易になる他

ケガをした際などに
感染症などを予防する為の
洗浄が可能になる
為、

各自でミネラルウォーターなどの
ペットボトルを用意する
他、

できればポリタンクや給水袋など、
水を補給する為の容器も
最低限一家に一つは用意しましょう

これだけで、
避難生活のハードルがかなり下がります。

衣類や毛布、タオルなどは最低限用意しておく

避難生活が長引けば
年単位で続く方もいるかもしれませんが、

多くの場合、
避難中にも
コンビニなどの社会インフラが回復したり、

支援物資の到着などにより
補充が可能になったりする為

衣類に関しては
最低限必要なものを用意するに留めましょう

毛布なども、
避難先で物資として提供される事が多く

わざわざ手持ちとして持たずとも済む場合もあります

ただ、冬場は
それでも必要になる場合もありますので、
気候に合わせて
一枚くらいは持っていってもいいかもしれません。

医療品・ラジオなどの日用品

医療品は、『必要な物』と、
あれば便利な物』とで分けて考えましょう。

例えば
包帯や絆創膏、救急箱、
病院で処方された薬などは必要な物

市販の胃腸薬や風邪薬、栄養剤などは
あれば便利な物
です。

避難の際に持ち出せる物資の量には
限りがありますので、

これらの都合に合わせ、
必要な物は必ず入るように

便利な物は入れられるようなら入れていく

といった形で、
上手く区別していきましょう。

また、ラジオや懐中電灯などの日用品も、
避難生活には欠かせない品です。

ラジオは避難中の地域の状況や
天気などを把握するのに役立ち

懐中電灯は夜間の避難や
トイレなどで移動の際に役立ちます

災害時は
地域全体で停電状態となってしまう事も多く、

ある程度の態勢が整うまでは、
避難所であっても夜間は真っ暗な事もある為
懐中電灯は
必ず各家庭で一本は用意しておくようにしましょう

現金・カード・預金通帳・実印・身分証明書など

災害発生時はとに
かく逃げなくてはならないような気になりますが、

現金を全く持たないままでは
避難後の生活が何かと不便になります。

また、後々預金を下ろす際に、
カードや預金通帳、実印が必要となる為、
これも必ず持ち出すようにしましょう

その他、身分証明書となる
運転免許証やパスポート、保険証などは、
持っておくことで身の証がたてられる為、
何かしら一つは持ちましょう

これらは手元に置く事で、
火事場泥棒などに盗まれる心配が減り、
災害によって消失されるリスクを抑えられる為、重要です。

避難生活で忘れられがちな品たち

ここまで紹介したものは、
比較的誰でもすぐに思い付き、
持ち込む事の多い物資でしたが、

いざという際に忘れられがちなものも
いくつかありますので、ここで紹介します。

電池・充電器などの電気周り

電池はとても重要な物資の一つですが、
物が小さく、比較的忘れられがちです。

それでいて懐中電灯ラジオなど、
これを必要とする品も多い為、
備えをしている方でも、
思った以上に避難期間が長引き、
手持ちの分を使い果たしてしまう方もいるようです。

あらかじめ数回分、
余裕をもって持っていくようにしましょう

充電器も、電池で充電できるものや、
太陽光で充電できるものなど、
避難状況下でも使用可能なものがありますので、
これを活用する事で
ある程度の
電気を使用する事も可能になります。

手持ちに余裕がある様なら、
一つくらいは入れておいても損はないかも知れません。

石鹸やティッシュ、生理用品など

避難所への移動中や避難生活中など、
場合によっては十分な衛生環境を
整えられない場合も考えられます。

特にお風呂などは制限されやすいですし、
女性でしたら
生理用品なども備えておかないと、
いざ避難所で物資不足に陥った際に苦労する事になります

トイレの際に
必要な紙も不足した時の事を考え、
ティッシュないし
トイレットペーパーの用意は、
ある程度の数にしておくようにしましょう。

カセットコンロや片手鍋などの調理器具

こちらは避難生活が長引いた場合に
必要になるものですが、

カセットコンロや片手鍋などの
調理器具があると、
お湯を自力で確保しやすくなり、
インスタント食品を温かいまま食べられたり、
寒くなった際に温かいスープなどを食べやすくなります

あくまで余裕があればですが、
一家に一つくらいは用意する事で、
想定外に避難生活が長引いた時にお役立ちの一品です。

避難生活のための持ち物リスト!食料は何日分必須?現金はどうする?

家であらかじめ用意しておきたい持ち物リスト

避難する時に備え、
予め用意しておきたい持ち物のリストを、
分かりやすくまとめた首相官邸のPDFがありますので、
そちらを紹介させていただきます。

全部は無理でも、
用意できる物から集めておけば、
いざという時に助かりますよ!

非常用持ち出し袋のチェックリスト
(ウェザーニュースより)
 ⇓ ⇓ ⇓
非常用持ち出し袋 チェックリスト

避難時に用意すべき持ち物の数について

避難時に必要な食料や水などの消耗品は、
人数分×三日分が最低限の数と言われています。

例えば三人家族であるなら
一日三食×三人×三日分で、27食分

水なら一人一日1リットルくらいなので、
単純計算で9リットル

毎食同じものを食べるとしても、
これだけでかなりかさばる事が解りますね。

とてもではありませんが
一人でまとめては持っていけないので

車などが使えないなら、
分散して持っていくしかありません

ただ、
これはあくまで最低限の数であって、
最悪を想定するなら食料と水の備蓄は
一週間分はあるのが望ましい

という意見もあります。

その他、被災地で確保が特に難しいのが医療品

特に処方せんの薬は
病院や薬局が被災した場合、
安定して入手する事が難しくなります

必要な薬類は日ごろから
すぐに持ち出せるような場所に置き、
避難の際には必ずすべて持ち出すようにしましょう。

現金はあらかじめ専用の財布を用意しておくと便利

避難時に食料や水同様に重要なのが現金

被災直後は使う事が出来ない事も多く、
優先順位は低いように思えますが、

いざコンビニガソリンスタンドなどの、
主要な社会インフラが復旧した際に、
すぐに使える現金の有無が
避難生活の難易度を大きく左右します

この為、家族の中で一人くらいは、
現金を持っているのが望ましいです。

うっかり防止のために、
避難用の持ち出し袋などに、
予めある程度の額の現金が入った
非常用のお財布を入れておくと、
いざという時に役立ちます

非常用のお財布の中には、
100円玉や10円玉を
いくらか入れて置くようにすると、
避難所などで公衆電話が使えるようになった際に便利です

自身の避難生活のための持ち物リスト!避難所などで過ごす時の必需品

自分が避難する時に重要な持ち物リスト

いざ避難する際に、
どんなものを持ちだしたらいいのか、
自分で持っていくべきものは何なのか、
というリストを考えてみました。

以下の通りになっています。

  • 食料と飲料水

上の見出しで用意したように、最低三日分
可能なら一週間分は用意しておくと、
支援物資が到着しないなどの事態に陥った際にも、
飢えることなくその場をしのげます。

  • 衣類

避難時に着ている分と替え着分があれば十分です。
必要なら防寒着なども用意しましょう。

  • ラジオ、懐中電灯、レインコートなど

ラジオは貴重な情報源です。
電池さえあれば動き、比較的頑丈で、
しかも娯楽としても役立つため、
携帯やスマートフォンなどが
使えない状況下では非常に便利です

片手サイズの小さなものでいいので、
用意しておくといいでしょう。

懐中電灯は一つはあると便利です。

レインコートは、
雨具として使えるだけでなく、
寒い時には防寒着としても役立ちますので、
一着は用意しておくといいかも知れません。

  • 娯楽用品

これは優先順位的には低く、
荷物に余裕がある時以外は無理ですが、
トランプなどのカードゲームやボール、
のように、
電気を使わずに楽しめる娯楽用品は、
それを使うだけで
避難時の憂鬱な気分を晴らす事が出来る他、

避難先で他の被災者と
コミュニケーションを取る事にも役立つため、
とても有用です。

ただし、娯楽用品でも
ボードゲームのようにかさばるものは、
限られたスペースを埋めてしまう為
望ましくありません

また、携帯ゲーム機などは、
被災時においては
貴重な物資ともなりうる電池を消耗したり、
皆で使い分けなくてはならない電気を
必要としたりする為、
これも避けた方が良いでしょう

避難時に持ちだす持ち物についてあれこれ調べた感想などを

毎年のように
様々なところで災害が発生していて、

それをニュースで見るたびに
ウチもそろそろ何か準備しないとなあ
と思うのですが、

いざ準備しようとすると、
何を持ち出せばいいのか
解らなかったりするんですよね。

食料や水にしても、
どれくらい用意すればいいのかが解らない。

なので、
今回の記事を書く際に調べた事は、
筆者自身にとってもとても有用なものでした。

こういう雑学を知っておくと
いざ行動する際の目安になるので、
結構便利だと思うんですよね。

是非お役立てくださいませ。

どうぞこの記事を読んだ方が、
迷うことなく、
事前に持ち出し荷物の準備を進められますように。

-生活の知恵