生まれたばかりの女の子にとって、
初めてのお祝い事となる『初節句』。
これを祝うために、食事会を開こう、
という方も多いのではないでしょうか。
ですが、そういった際に悩むのが
食事会を行う場所や、
その際にお出しするメニュー。
今回はそんな悩みがちな
初節句の食事会について、
あれやこれや紹介していきたいと思います。
どうぞこの記事を参考に、
食事会について考えてみていただけたらと思います。
それでは早速参りましょう!!
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初節句の女の子のお祝い!食事会を開く場所はどこがふさわしいの?
初節句のお祝いは、親族や親しい友人などが集まる大切な場
子供の初めてのお祝いという事で、
初節句は子供の成長を願う場であると同時に
両家の祖父母をはじめとした、
親族や親しい方などが集まる場として、
食事会を開く事が多いと思います。
ですが、実際に初節句を開くという際に、
『どこを会場に選んだらいいか』
という問題が浮上してきます。
初節句の会場、
果たしてどこが最良なのでしょうか?
最も大事なのは行う側の都合
実は、祝う際に
これといってどこで祝わなくてはならない、
といった決まりごとはありません。
ですので、伝統やしきたりといったものは
気にする必要が無いわけです。
実際に場所を選ぶ際に最も重要視すべきは、
食事会を主催する方の都合です。
折角のお祝いだからと
無理をして豪華な場所で祝う必要はなく、
用が足りるなら自宅でのお祝いでも十分なのです。
準備のためにかける費用を考えますと、
参加する方の人数の規模にもよりますが、
レストランなどで
会場を借りる訳ではないにしても、
外食には相応の予算が必要になってきます。
ですので、
主催側のお手元の予算に見合った、
懐に優しい場所を選ぶ事も大切
なのではないでしようか。
次に大事なのはゲストがどういった場所を好むか
自分達の都合で選べないようでしたら、
後は参加する予定の方や、
祝ってくださる方の都合などを
聞いて選ぶといいでしょう。
例えば、
祖父母が遠方にいらっしゃる方などは、
そちらに合わせて
できるだけ近場で済むように選択したり、
食事で和食洋食などの好みに合わせて
選んでもいいでしょう。
迷ったなら、我が子の好みに合わせてもいい
まだ初節句を迎えるくらいの
小さなお子さんなので、
ものの好みというのは
はっきりとしないかもしれませんが、
お子さんの好みに合わせて会場を決める、
というのも手ではあります。
例えばアニメやキャラクターものの
絵柄が多いファンシーなお店や、
可愛らしい人形やぬいぐるみなどが
多数置いてあるお店など、
探してみれば子供が好みそうなお店も
ありますので、もし迷うようでしたら、
一考の価値アリかもしれませんよ?
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初節句の女の子のお祝いにふさわしい料理は?メニューやご飯は?
伝統に根ざすなら和風が定番
初節句のひな祭りの際に、
食事会などで供されるメニューには、
定番のものもいくつかあります。
例えば『ちらし寿司』。
ひな祭りの時期になると、
お寿司屋さんなどからチラシが入る事も
あるかもしれませんね。
次に『はまぐりを使った料理』。
特にお吸い物などが定番でしょうか。
この二つが必須とも言われるくらいに
定番の料理ですが、
その他に茶碗蒸しや混ぜご飯なども
選択されるようです。
更に菱餅やひなあられ、桜餅といった
お菓子や白酒などの嗜好品が、
ひな祭りに供されるものとして定番
とされています。
和食以外ももちろんアリです、洋風メニュー!
近年では、和風メニュー以外にも、
例えば『はまぐりを使ったスープや焼き物』、
『菜物を使ったソテー』、『洋風ちらし』、
更にデザートとして
『苺のケーキやババロア』など。
多岐にわたる様々なメニューが
ひな祭りの新メニューとして考案されたり、
販売されたりしているようです。
つまり、ある程度季節感に沿っていれば
何を食べてもオッケー、
といった感じになってきているようですね。
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女の子の初節句に用意する食事!料理と食材にはこめられた意味がある
伝統のちらし寿司に込められた意味
ひな祭りに供されるちらし寿司には、
様々な『縁起かつぎ』が込められています。
例えばエビは
『背が曲がるほど長生きできるように』、
レンコンは
『未来を見通す穴が沢山あるから』、
豆は
『健康なまま、マメに働けるように』
といった具合に、
縁起のいい食べ物で構成されているのです。
ハマグリを食べる意味はなんだろう?
ちらし寿司同様、
ひな祭りで食べる事の多いハマグリですが、
こちらはハマグリの貝殻が
縁起かつぎの重要な要素となっています。
ハマグリの貝殻は、
対になっている殻同士でしか
ぴたりとくっつかない事から、
結婚の際に
『いつまでも一人の人と連れ添えるように』
という、
将来の娘の恋愛と結婚に関しての
願いが込められています。
貝類は他にもサザエが、
『願い事が叶う』という事で
料理として並べられたり、
ハマグリの代用品として
アサリなどが使われる事もあるようです。
菱餅とひなあられにも重要な意味が込められている
菱餅の三色はそれぞれ、
緑:健康と長寿
白:清浄
桃色:春の訪れ
を表していると言われています。
また、
色によって含まれている材料も異なり、
緑色はヨモギが混ざっており、
白にはヒシの実が、
桃色はクチナシが使われており、
それぞれが身体にいい、
健康的な成分が含まれていると言われています。
菱形そのものにも意味があり、
これは心臓を表しているのだとか。
このように、
我が子の健康を祈る意味もあって、
菱餅はひな祭りに用意されるようになったようです。
その他、ひなあられは四色になっており、
これがそれぞれ四季を表しているそうです。
これそのものも健康にいい為、
我が子の健康のために、
少しでも栄養の良い物を、
という意味で用意されたのかもしれませんね。
野菜はわらびやよもぎなどが食べられる事が多い
ひな祭りの際に料理に使われる
野菜としては、『芽が出る』という事から
わらびやよもぎなどが好まれるようです。
こういった食材は
どのようにでも調理できる、
比較的使い勝手の良いものですので、
上手く活用して縁起の良い食事に
組み込みたいところですね。
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意外と知らないひな祭りのあれこれ
ちらし寿司は実はそんなに伝統の品ではない?
意外なことかもしれませんが、
ひな祭りの際に食べられるちらし寿司は、
実はそんなに昔から食べられていたもの
ではありませんでした。
元々は『縁起がいい食べ物』という扱いで
押し寿司やバラ寿司など、
地域によって様々な形の『お寿司』が
食べられていました。
これが実際にいつごろから
ちらし寿司に変化したのか、
明確な情報ははっきりしませんが、
どうも近代になってスーパーやデパート、
お寿司屋さんなどが商品として考え、
宣伝した結果、
現代ではここまで全国レベルで広がった、
という説が上がっているようです。
そう考えてみると、
『土用の丑の日の鰻』や
『恵方巻』のように、
一部地域で食べられていただけのものが、
宣伝によって、
全国区の伝統食品であるかのように
語られる事もありますし、
これもそういった類のものなのかもしれませんね。
ひな祭りに飲む白酒は元々は別の酒だった……?
桃の節句に飲まれる『白酒』。
これは元々は、中国より伝来した
『桃花酒』と呼ばれるものが、
桃の節句に飲まれていたという話があります。
桃花酒は当時、
薬酒として飲まれていたものなのですが、
これが江戸時代から、
白酒の方が好まれるようになり、
現在の白酒が伝統の品として
親しまれるようになったのだとか。
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まとめ
いざ自分が食事会の場を、と考えると、
結構色々な部分で大変だったりするんですよね。
遠方からのゲストを考えれば
立地も大切ですし、
人数がある程度まとまっているなら、
それなりに広くないといけませんし。
自宅でお祝いは予算は掛かりませんが、
お祝いに来る方の人数次第では、
現代の住宅事情では手狭になりかねない、
というのがネックにもなるんですよね。
外食で済ませるには予算が掛かり、
自宅で済ませるにはスペースの都合が引っかかる。
ではどうしたらいいのだろう?
と迷いに迷って、
『ごく親しい人だけ招待する』
という形にしたり、
『何回かに分割する』という手を選んだり、
いっその事
『食事会はなしにして
手が空いた時にこちらが直接訪ねる』
という強硬手段に出る事も可能かも……
などと考えると
色々となんでもありな気がしますが、
そういうのって、やっぱり各家庭で
許される範囲が違いますから、
アドバイスとしても
なかなか難しい部分がありますよね。
そんな方に、
少しでも記事が役立っていればと思うのですが。
どうか、初節句を迎えるお父さんお母さんに
幸多からんことを!!
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