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初節句の意味とは?初節句の女の子のお祝いに何するの?時期はいつ?

 

女の子が生まれて初めて迎える『初節句』は、
その子の健康を願う意味で、
とても大切な祝い事の一つとされています。

 

でも、実際に祝う際に
どんな事をすればいいのか、

 

教えられないと解らない事って、
結構あったりしますよね?

 

今回はそんな『女の子の初節句』が初めてな
パパさんママさんの為に、
お雛様の意味や飾る時期、
初節句にしなくてはならない事などを、
解りやすく紹介していきたいと思います。

 

この記事を読めばひとまずは安心ですよ。

 

どうぞ気軽に読んでいってくださいね。

 

では早速参りましょう!!

 

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初節句の意味とは?
お雛様にこめられた意味って何?飾る時期はいつ?

☆そもそもひな祭りってどんな祭りなのだろう?☆

 

ひな祭りとは、
桃の節句』とも呼ばれる節句祭りです。

 

節句というのは、季節の節目となる日で、
古くは『節日(せつじつ)』とも呼ばれます。

 

この節句と
丁度噛み合う形で行われる『ひな祭り』は、
季節の入れ替わりを祝う大切な日であると同時に、
女児の健やかな成長を祈る為の行事でもあります。

 

女の子の初節句という意味では
その子から見ての両家の祖父母や親せき、
親しい方を呼んでのお祝い事となります

 

例えば会食を開いたり、
写真撮影を行ったりと、
その事自体を思い出として残せるように、
また両家の縁をより強くできるように
祝うと良いでしょう

 

☆雛人形にこめられた意味☆

 

元々は古来よりの伝統として、
災厄などを肩代わりするヒトガタとして、
人の形をした紙を川に流していたのが、
この雛人形の原型になったと言われております。

 

いつしか川に流されていたヒトガタは、
人形(にんぎょう)という形で
家々に飾られるようになり、
現在のように雛人形という形で成立したのだとか

 

この為、雛人形には本来
人に降りかかる災厄を代わりに引き受ける
という意味合いが込められており、

 

これを女の子の節句と定められた
桃の節句』に飾る事で、
女子を災厄から守る』という
意味合いに変化させ、

 

現代まで飾る理由とされていたようです。

 

女子を守るための人形ですので、
小さいお子さんは勿論、
嫁入りしたばかりの若い女性なども
この対象となります

 

この為、一昔前までは
嫁入り道具にも数えられていました

 

☆雛人形はいつごろ飾るものなのだろうか?☆

 

元々ひな祭りは
旧暦の3月3日に行われていたのですが、

 

現代においては、
新暦の3月3日に行われるようになり、

 

雛人形も基本それに合わせ、
一月前の『立春(2月4日)』頃から
飾るものとされています

 

ただし、実は地域によっては、
ひな祭りの開催時期に違いがあったりします

 

例えば、東北などの寒い地域では
まだ雪が積もっている為

旧暦の『3月3日』か、
新暦の『4月3日』に行われる
のだとか。

 

また、珍しい例として、
神奈川県三豊市仁尾町の一部、
兵庫県たつの市御津町室津地区などの地域では、

 

半年遅れの
『八朔(はっさく、八月の朔日のこと)』に、
ひな祭りを行う事が多いようで
雛人形もその時期に飾られるのだそうです。

 

なぜそうなったかといえば、
どちらも戦国時代に、
その土地のお城が攻め落とされた為、
それを悼んで半年遅れの八朔に
ひな祭りをするようにしたのだとか

 

特に室津地区のひな祭りは、
近年では『八朔のひな祭り』として、
町おこしの一環にもなっているそうですよ。

 

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初節句の女の子のお祝いはいつすればいいの?
何するのが習わしなの?

☆初節句のお祝は、ひな祭りに合わせて行う☆

 

初節句のお祝いをする際には、
ひな祭りに合わせた日程になるように考えましょう。

 

初節句の際には、夫婦両家の祖父母や親戚、
地域によっては
近隣の方などがお祝いに訪れたりしますが、

 

このお祝いの際に会食などを考えている場合は、
事前に参加する予定の方の確認などをして、
前日になって「その日無理」と
言われないように注意しましょう

 

また、桃の節句は
現代では祝日として扱われていない
為、
もしその日に
お祝いをするのが難しいようであれば、

 

次の祝日などにずらすのは、
問題ではないようです

 

ご自身や祝う方の予定に合わせ、
敢えて違う日にお祝いする、
というのも手ではあると思います。

 

☆ひな祭りのお祝いにはどんなものがあるのか☆

 

一般的なものとして、
ひな祭りには雛人形の他に、
桃や桜の花などを飾り、
菱餅、雛あられなどをお供えとして雛段に置きます

 

その他、白酒やちらし寿司などを用意し、
食事の場などで供するものとされていますが、
地域によっては更に『一夫一妻』の願いから、
ハマグリを使った料理が出される事もあります

 

そもそも節句とは?
今も残る五節句は中国から伝来した考え方だった!?

☆元々は日本にはなかった概念☆

 

最初の見出しで紹介したように、
節句とは季節の節目を表す日の事を指しますが、
実はこれは元々日本には無かった考え方でした

 

元々は中国の
陰陽五行説』に由来して定着したもので、
古来より日本ではこの日、
宮廷で宴会が行われていたそうです

 

元々は年間通していくつもの節句が存在し、
江戸時代に至るまで伝統的に続いていたのですが、
江戸時代にその中から五つの節句が、
公的な行事、あるいは祝日として定められ
これが現代にいたるまでの節句の基礎となった
と言われています。

 

☆五つの節句にはどんなものがあるのだろう☆

 

五つの節句は、暦の速い順から数え、

人日(じんじつ)とされる1月7日・七草の節句

上巳(じょうし)とされる3月3日・桃の節句

端午(たんご)とされる5月5日・菖蒲の節句

七夕(しちせき)とされる7日7日・七夕

重陽(ちょうよう)とされる9月9日・菊の節句

となっています。

 

この内重陽だけは
あまり現代では祝われておりませんが、
この日には菊を浮かべた『菊酒』とよばれる
お酒を飲んだりして、
節句をお祝するのだそうです。

 

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ひな祭りに関する気を付けなくてはいけない点!
ここに注意しよう!!

☆意外と知られていないひな祭りのあれこれ☆

 

ひな祭りそのものが、現代においては
比較的簡略化されつつありますので、
細部までは知らなくても仕方ないのですが、

 

地域によっては問題になるかも知れない点や、
知らないと恥をかくかもしれない点
ありますので、
ここでちょっとだけ紹介したいと思います。

 

☆注意点1.よく歌われる『うれしいひなまつり』の誤解☆

 

ひな祭りの際に歌われる歌で
お内裏様とお雛様』という歌詞があり、
結構全国レベルで広がっている誤解なのですが、

 

実は『お内裏様』というのは、
ひな壇の一番上に飾られる、
男女一対の雛人形『内裏雛』の事を指します

 

元々は現代にまで続く雛人形は、
天皇と皇后の結婚の儀をベースとしています

 

内裏』というのは天皇の私的区域の事で、
つまりは天皇と皇后の為のスペース、
ひな壇における一番上の段、という事になります。

 

お内裏様』なのだから、
内裏に飾られている一対の人形、となる訳です。

 

また、同じ歌に
赤いお顔の右大臣』という歌詞もありますが、
これも間違い。

 

右大臣・左大臣というのは
天皇から見ての左右である為、
雛壇の右側に飾ってあるのは左大臣である
という事になります。

 

また、
右大臣・左大臣は武官の格好はしない為、
本来は近衛中将ないし少将なのではないか
という意見もあります。

 

この雛人形に関する誤解、
歌詞を作った当人の方も
知らずに作って恥じているようなのですが、

 

既に歌そのものはとても有名で
取り返しがつかないレベルで広まり、
現代においても誤解なさっている方は多いと思います。

 

実は筆者も知らずに誤解していました。

 

ただ、年配の方などは
正しい意味を知っている事も多く、
知らずに誤解したまま語ったりすると、
思わぬところで赤っ恥をかく事もあるかもしれません。

 

注意しましょう!

 

☆注意点2.雛人形はある程度余裕をもって飾るようにする☆

 

上の見出しでも紹介しましたが、
雛人形は『ひな祭りの一ヶ月ほど前』に
飾るのが一般的です。

 

絶対という訳ではありませんが、
この時やってはいけないのは、
前日になってあわてて飾る』というもの。

 

これは『一夜雛』と言われる行為で、
あまり好ましくない、
縁起の良くない行為
とされており、
縁起を気にする方には
厳しい目で見られる恐れがあります。

 

迷信をあまり気にしない方でも、
もし人に見せるつもりならば、
この辺りは気にするようにしましょう。

 

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☆注意点3.雛人形のしまい時☆

 

これは地域によるのですが、
大体飾ってから二週間ほど
という地域もあれば、

 

旧暦を意識して4月3日まで出し続ける
という地域もあるようです。

 

それ以外にも
啓蟄(けいちつ)の日』と呼ばれる
3月6日ごろがベストという
意見もありますので、

 

この辺りはお住いの地域の伝統や、
ご自身の都合と合わせて考えてもいいと思います。

 

ただ『しまうのが遅れると嫁入りが遅れる
というのは迷信ですが、
縁起を気にする方は
かなり気にするので注意しましょう。

 

そして
しまうまでの日数には地域差があるので、

 

例えば夫婦で出身地域が違っているだとか、
お互いのご両親の出身地域が違う時などが元で、
要らぬごたごたが起きたりします。

 

なので、ある程度身内の方と相談し、
それぞれにとって不都合が無い時期に
しまいはじめるのが吉かもしれません。

 

まとめ

 

ひな祭りについて調べていると、
意外なところで意外な知識に出会ったりしますね。

 

例えばひな祭りの歌に関しての誤解なんかは、
わざわざ調べようとしなければ、
中々知る事はないのではないでしょうか。

 

飾られる雛人形なんかも、
実はメーカーによってあるものないものが異なり、
意外とオリジナル要素が強かったりするのだとか。

 

そうでなくとも昨今は
省スペース・省コストの小型ひな壇が増え、
内裏雛のみのお雛様というのも増えてきていますし、

 

更に別分野の文化も取り入れた、
金髪やゴスロリ、
果てはアニメキャラの内裏雛まであったりします

 

オリジナリティは更に加速していくわけですね。

 

もしかしたら、
招待されたお家に飾られている雛人形が、
あっと驚くようなものだったりする事も
あるかもしれません。

 

何を見ても驚かないように、
今のうちに覚悟を決めておくのも
いいかもしれませんよ?

 

どうぞ、これからの時代のひな祭りが、
新しい形でも面白くなりますように。

 

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