お勤めの皆さんにとって、
夏と冬の大きな楽しみといえばボーナス!
家や車を買う為の頭金にしたり、
ちょっとした趣味の品の購入を検討したり、
家族旅行を考えたり……
と、使い道も支給額に応じて様々。
夢がありますよねえ。
この記事では、
その中でも冬のボーナスについてのあれこれを重視して、
紹介していきたいと思います。
新入社員の方やこれから就職する方は、
こういった情報を元に、
自分が受け取れるかもしれないボーナスを想像したりしてみては?
では早速行きましょう!
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冬のボーナス支給額は平均何か月分?
冬ボーナスの平均金額と支給日
☆2017年度の冬のボーナス支給額平均☆
まず最初は冬のボーナスの支給額から。
例として、
2017年度の冬のボーナスの支給額平均を紹介したいと思います。
一つは、
『東証一部上場・従業員500人以上・主要業種の大手』
という条件で集められたデータからの平均。
もう一つは、
『一般的な民間企業』という条件で集められたデータの平均です。
これにより、
『一部上場するくらいの大手とそれ以外の企業』
との平均の差が解りやすくなると思いますよ。
おまけも用意ていますので、
どうぞ参考にでもしていってくださいな。
☆大手の平均ボーナス支給額☆
こちらのデータは、
『一般社団法人 日本経済団体連合会』
で収拾した2017年年末平均データとなります。
東証一部上場企業の中で、
従業員500人以上の大手とされる企業の平均ボーナスは、
『88万193円』
となっています。
業種別ですと、建設業が飛びぬけて高く125万7353円。
次いで食品関係が101万5996円。
年末に頂ける額としては十分すぎるほど高額ですね!
これだけのボーナスが獲得できるなら、
年末の収入を当て込んで旅行や車などに……
といった方も多いかも知れません。
因みに前年比で0.01%減だそうで、
実際には2016年冬のボーナス支給額のまま、
ほぼ横ばいといった様子です。
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☆一般企業の平均ボーナス支給額☆
ではそういった一部の大手を除いた平均ではどうなっているのか。
こちらは『みずほ総合研究所』にて、
2017年冬季ボーナス分の『予測データ』となっております。
大手のデータと違い、こちらはあくまで予測の為、
実際の平均とは異なるかも知れませんが、
ある程度の参考にしていただけたらと思います。
一般企業での2017年冬の支給額平均は、
『37万3450円』
という予測が立てられていました。
2016年冬の支給額平均と比べ1.1%増となっています。
経営規模や利益などが反映される為仕方ない部分がありますが、
やはり大手とそうではない会社とでは大分支給額に差がある模様。
昨今は人手不足で大手に人が流れがちという話を聞きますが、
ボーナス一つとってもこの差となれば、
自信がある方なら「できれば大手に」と思うのも無理はないかも?
☆おまけの公務員の平均ボーナス支給額☆
さて、ここまでは民間企業のデータなのですが、
『みずほ総合研究所』では民間企業だけでなく、
公務員のデータも扱っています。
こちらは民間とは土俵が違うので、
民間企業にお勤めの方と比べてもあまり意味はないのですが、
公務員に就職する予定の方、転職を考えてらっしゃる方には、
お役立ちなデータかも知れませんので、
一緒に紹介したいと思います。
公務員の2017年冬の支給額平均は、
『78万9334円』
となっています。
大手と一般企業の中間くらいの額に収まっていますね。
2016年度冬の支給額平均と比べると3.5%増。
よく「不景気になると公務員の方が安定する」
と言いますが、
今の時代においてもそれは通用する、
といったところでしょうか。
☆冬のボーナスは何か月分貰えるのが平均的なのか☆
実際に自分の給与何か月分になるのかという話ですが、
こちらに関しては大手も一般企業も大差なく、
『2か月分程度』が平均と言われています。
あくまで平均の数字というのと、
会社の業績によってはかなりブレ幅がある為、
実際には貰っていないという方もいれば、
5か月分貰えるという方もいたりと様々です。
公務員に関しては4か月分前後が平均となっている模様。
これは公務員志望が増えるのも解る気がしますね。
☆冬のボーナス支給額は全体的に見ればプラスに転じている☆
2017年度のデータや予測データを見ると、
どうやら一般企業と公務員のボーナス支給額は、
前年からの増額が続いているようです。
これは景気の回復なども影響しているようで、
よく「今は不景気だ」と言う方も多いですが、
実際には収入はどんどん増えていっている、
という事になります。
こういったデータで数字を見ていると、
中々実感がこもっていなかった『景気回復』という言葉も、
少しずつ実感できるようになってくるのではないでしょうか。
意外と調べてみると楽しいものですよ。
ボーナス支給日が休日に重なった?!
口座への振り込みは繰り上げになる?
☆冬のボーナスは12月に支払われる☆
ここまでは冬のボーナスの金額について紹介しましたが、
ここからはそれらが支払われる日にちにまつわるお話をば。
冬のボーナスの査定期間は
5月から10月までくらいが一般的で、
それまでの実績や継続勤務日数、会社の業績によって決定されます。
この期間中に査定額を決定し、
実際に支払われるのは『12月』とするのが一般的なようです。
これに関してはどの業種でも変わりはない模様。
支払日や方法は企業によってまちまちで、
給与と同じタイミングで振り込まれる企業もあれば、
月の中頃に手渡しで、という企業もあるようです。
☆支払日と休日が重なったらいつ支払われるのか☆
このようにボーナス支給日は会社によって違いはありますが、
休日と重なってしまった場合は一日から数日のズレが発生します。
この為、多くの企業は『繰り上げ』する事によって、
休日が始まる前の日の内に振り込み、あるいは手渡しするようです。
ただ、会社によって事情というものがありますので、
支給日の『繰り下げ』によって対応している会社も、
いくらかはあるようです。
このような違いがありますので、
自分が勤めている会社、
これから勤めるであろう会社の支払日は、
事前にきちんと確認しておくと、
ボーナスの支払い日で混乱することなく、
予定も立てやすくなるのではないかと思います。
意外と知らない賞与とボーナスの違いはそれぞれの意味にあった?!
☆よく聞く『賞与』と『ボーナス』の違いとは☆
年に二回か三回、お給料とは別にいただけるまとまったお金。
それが『ボーナス』という印象の方も多いかもしれませんが、
では『賞与』と呼ばれるものはなんなのか。
ここではその違いを紹介していきたいと思います。
☆賞与とは日本古来の習慣である☆
ボーナスに該当する日本の風習は、
実は江戸時代の頃から商人の間で既に存在していたりします。
今の時代でも、業種によっては
『餅代』『氷代』『寸志』『金一封』
といった形で支給される方もいるかもしれません。
こういった
『お給料とは別の、時期ごとに支払われる事もあるお金』が、
日本で言う『賞与』となります。
お給料と違って毎年毎月必ずしも支払われるものではないので、
『支払われないからと違法な訳ではない』という点、
『支払う形はお金に限定される』という点がポイントでしょうか。
☆ではボーナスとは一体何なのか☆
一般に日本では『ボーナス=賞与の英訳』となります。
つまり、日本国内においては何の違いもないのです。
このままでは見出し詐欺になってしまいますね。
ですがご安心ください。
日本国内では同じでも、
海外では多少事情が違ってくるのです。
その辺りも踏まえて、ボーナスの説明をしたいと思います。
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☆海外のボーナス事情☆
海外におけるボーナスは日本での賞与と違って、
その会社に勤めていれば等しくもらえるというものではなく、
社内での功績や能力などを評価してもらって会社から支払われる、
いわばご褒美の様なもの。
支払われる形や金額、基準も様々で、
例えば中国の企業では現金の他に、
物品や車、マンション、家などがあてがわれたりしますし、
アメリカでは管理職やリーダーなど、
ある程度責任ある立場にならないと貰えないものの、
受け取れる金額が年収を越えたり、
自社株がおまけについてきたりと、
かなりの大盤振る舞いになっています。
その他、ヨーロッパの一部の国では、
お給料のように毎年必ず支給される、
という制度の国もあったりと、
ボーナスの概要は国によって全く異なってくるのが解ると思います。
☆海外の企業と日本の企業、どちらのボーナスがお得なのか☆
ここまで見て、海外の方が『羨ましい』と受け取るか、
逆に『そうならなくてよかった』と受け取るかは、
人によっても違うかと思われます。
実力のある方なら、
海外の企業の方が沢山受け取れる気がしますが、
海外はその分日本以上に物価が高かったり、
税金が高かったり、治安を含め生活環境が劣悪であったりと、
様々な部分で必ずしも
『日本企業よりお得』とは言えないのが現実です。
また、日本企業の強みとして
『基本的に全社員に支払われる』
という面があります。
多少業績が辛くとも、支給額を減らしても撤廃はしない、
という企業も多く、
また、業績に貢献しようとしまいと、
最低限の額は支払う、という保証があるのが魅力なのです。
勿論、海外でも大手とされる企業は日本企業以上に魅力的な、
福利厚生や評価システムの企業も沢山ありますし、
日本に進出している外資系企業は、
日本のシステムとは異なる、
独自のシステムを採用していたりしますので、
興味のある方は調べてみると、
ボーナスというものの見方が変わるかもしれませんよ?
まとめ
今回は冬のボーナスについて、
という面を重視しましたが、
夏のボーナスについても大体同じような事情、
同じような状況にあると言えそうです。
実際に支払われる金額や、
支払日が休日に重なった場合など、
社会人になってみないと解らない事も結構ある為、
こういった記事はなんだかんだ需要があるのではないかと思います。
それとは別に、
あまり話には聞かない海外のボーナス事情など、
雑談のネタとして役立ててもらえれば、
ユーモア向上に一役買う事もあるかも知れません。
いやしかし、
ボーナスで車を買うという話はよく聞きますが、
中国の『ボーナスそのものが車』というのは驚かされました。
車でもそうですけど、家とかマンションとか、
そこまでいったら年収どころじゃないですもんね。
その分浮き沈みが激しく、そもそもの分母が多い国ですので、
企業も人も日本以上に苛烈な競争にさらされるんでしょうが、
それにしてもスケールが違いますね。
今回は調べていても途中から楽しく感じていました。
次は受け取る側として楽しくなりたいものです。
さあ、ボーナスをもらえるように、頑張ろう!!
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