浦島太郎と言えば、
『むかし~むかし~浦島は~助けた亀に連れられて~』
の童謡でおなじみの、
だれもが知る昔話ですが…、
浦島太郎の話の教訓って知っていますか?
よくよく読んでみると、結構残酷なん話ですよね。
今回は、
このだれもが知る「浦島太郎」の話は、
何を伝えたかったのか?
教訓とは、一体何か?
を、紹介したいと思います。
この記事を、読んだ後と、前では
「浦島太郎」の話のとらえ方が、
変わっているかもしれませんね。
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浦島太郎のあらすじと原作ストーリー
では、ここで「浦島太郎」のあらすじを見てみましょう。
昔あるところに、浦島太郎という名の漁師が、年老いたお母さんと二人で暮らしていました。
ある日、子ども達が浜辺で、一匹のカメをいじめているのを見かけました。
そのカメを浦島太郎は助けて、海に返してあげました。
数日後、浦島太郎が海で釣りをしていると、以前助けたカメがやってきて、お礼がしたいと竜宮城に連れていってくれました。
竜宮城には、とても美しい乙姫が出迎えてくれて、ご馳走や、魚たちの素敵な踊りで、もてなしてくれました。
楽しい日々を過ごしていた浦島太郎ですが、家で待っている母親のことが気になり、「そろそろ、帰りたい」と申し出ます。
すると、乙姫は、「竜宮の宝物を差し上げます。ですが決して開けてはいけません」といって、玉手箱を浦島太郎に渡しました。
そして、浦島太郎が浜辺に帰ると、すっかり風景が変わっています。
自分の家も、他人の家になっており、母親どころか知っている人が誰一人といません。
通りがかりの人に聞くと、300年の月日が経っていることが分かりました。
途方に暮れた浦島太郎は、玉手箱を開けてしまいました。
すると、玉手箱から、もくもくと煙が出てきて、浦島太郎は、よぼよぼのお爺さんになってしまいました。
本によって多少は変わりますが、
私たちが絵本で読んでいたあらすじは、
だいたい、こういったものではないでしょうか?
浦島太郎の原作は、
室町時代にあった「御伽草子」
とも言われていますが、
「日本書記」にも似たような
物語があるともいわれていて、
諸説あります。
一番有力なのが「御伽草子」ですが、
「御伽草子」の中の浦島太郎は、
私たちが知っている結末とは違います。
原作のストーリーでは、
細かい設定も違いますが、
大きな違いは、
結末で乙姫と呼ばれている人と結ばれています。
絵本では、なんだか後味の悪い結末ですが、
原作では幸せな結末になっているのです。
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浦島太郎の作者が伝えたかったこととは?
現在、
私たちがよく知る「浦島太郎」の話は、
童話作家、巌谷小波(いわやさざなみ)が、
明治時代に発表した
「日本昔噺」の中にある話が、
アレンジされ現代まで引き継がれているお話です。
作者が、「浦島太郎」の結末を、
ハッピーエンドにしなかったのは
何か伝えたかったことがあるのでしょうか?
「浦島太郎」の教訓として、
一般的に言われているのは、
- 善い行いをすると、自分に返ってくる
- 約束を破ってはいけない
この二つが有力の説です。
カメを助けたことで、
浦島太郎は竜宮城で豪華なおもてなしを、
うけることができました。
ですが、
玉手箱を開けないでと約束したのに、
玉手箱を開けてしまいお爺さんになってしまいました。
また、
『目先の快楽に溺れてはいけません。』
という教訓もあると言われています。
浦島太郎は、おもてなしの楽しさに
のめり込みました。
その時は母親のことも忘れていました。
現実に帰ったら、数百年の時が経っていて、
お母さんに会えなくなってしまいました。
この教訓は、作者が意図したものかはわかりません。
しかし色々な方の解釈により、
こうではないかと言われています。
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浦島太郎の話を現代では教訓としてこう活かそう!
では、この二つの教訓を
現代社会においてはどう活かせるでしょうか?
まず、
「善い行いをすると、自分に返ってくる」
おとは?
私なりの解釈ですが、
お年寄りに席を譲ったり、
ゴミを見つけたら拾うなど…、
なんでもいいので、
いい行いをすれば、
何かしらの形で自分に返ってくるのかもしれません。
また、
「約束を破ってはいけません」は、
このままの解釈で、
約束したことを破ってはいけません。
仕事でも、私生活でも大事なことですね。
また、
「目先の快楽に溺れてはいけません」は、
例えば、ブランド品が好きな方が、
物欲に流されて、
たくさんブランドを買ってしまうと、
お金がなくなってしまう、
借金をしてしまうといった自体になってしまいます。
このような状況にならないように、
欲望のままに行動はせず、
理性と計画性をもって行動しましょう。
といったことでしょうか?
まとめ
今回は、「浦島太郎」の教訓について紹介しました。
「浦島太郎」の教訓については、
読んだ人の解釈の違いがあるかもしれません。
なんだか、またじっくりと
「浦島太郎」を読み返したくなりましたね。
あなたなら、この教訓をどう活かしますか?
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