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これを知ればハナタカ!?関係各位と関係者各位の意味と正しい使い方

ビジネス文書に触れる機会があると、
関係各位』と『関係者各位
という言葉を目にする事が、
結構あるんじゃないかと思います。

間に『』の文字が入っているだけで
音も似ている為、

この二つに意味の違いはあるのかな?
と疑問に感じた方も、
いらっしゃるのではないでしょうか。

今回はそんな『関係各位』と
関係者各位』の二つの言葉について、
意味や使い方、注意点などを、
分かりやすく紹介していきたいと思います。

一見似ているこの言葉、
果たしてどんな意味があるのか、
どうぞここで読んで覚えていってくださいね。

それでは早速参りましょう!!

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関係各位と関係者各位ってどんな意味?同じような使い方ができるの?

実は意味に違いがない関係各位と関係者各位

結論から言いますと、
関係各位』と『関係者各位』は、
意味としては全く同じ言葉です。

しいて言うなら『関係者各位』の方が
一般的に使われているかな、
くらいの違いで、
使われ方も同じため、
どちらを使っても問題ないようです

この二つの言葉はどんな意味?

この二つの言葉は、どちらも
そのものごとに関わりのある皆様
といった意味合いの言葉となります。

組織によっては
関係者』の定義が変わる為、
どの程度までが
関わりのある皆様』になるかは、
その言葉を使う側の裁量によって変わる事となります。

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関係各位と関係者各位って目上の人に使うと間違い?正しい使い方とは

関係各位と関係者各位は目上の人に使っても問題ない

関係各位も関係者各位も、
目上の人に送る文書などに使っても
問題ありません

ビジネス文書なら
会社の上司や取引相手、顧客などに、

それ以外でも、ご近所の方から保護者など、
幅広く様々な相手に対し
使う事が出来る言葉となっています

関係者の定義に外れる様な相手に対して使うのはNG

関係各位も関係者各位も、
あくまで関係者に対して使う言葉ですので、
関係者として定義していない相手に対してはつけません

例えば
自分の勤めている会社の社員に
送りたい文書の場合、
その会社に勤めている社員の方を
関係者と定義しているなら、

関係各位』ないし『関係者各位』になりますが、

それ以外の部外者の方には
この言葉は使わないようにしましょう

同様に、
正社員は関係者だけどアルバイトは違うよ
など、

別の定義がある場合には、
アルバイトに対しては
関係各位』も『関係者各位』も使いません。

迷うようなら、
まず『関係者』の定義を確認してから、
使うようにするといいでしょう。

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各位の意味がわかれば正しい使い方ができる!?各位の間違った使用例

各位は敬称として使われる

関係者の定義』によって
関係各位』も『関係者各位』も、
使える相手が変わってくる、
というのは上で紹介しましたが、

実は『各位』という言葉も重要だったりします。

各位』とは、
皆様』といった意味合いの敬称で、
○○各位』とつくことによって、
○○の皆様』といった意味合いになります。

様や殿とはどう違うのだろうか?

敬称というと、
他にも『』や『殿』がありますが、
個人名につけられる敬称であるこれらに対し、
各位』は複数の相手に対して使われる言葉となります。

例えば『○○会社各位』と書けば、
その会社に関係する人達に対し
あてた言葉になりますし、

保護者各位』なら、
そこに関わりのある保護者の人達に
あてた言葉となる訳です。

ここに注意!各位の間違った使用例

各位』の間違った使われ方の例としては、
主に以下のものがあります。

  • ○○社長各位

各位は複数の相手に対し使う敬称ですので、
特定の個人を示す役職の相手には使いません

  • ○○各位殿

二重敬語となる為、
各位の後ろには『』も『殿』もつけません。

つけてしまうと、
○○の皆様殿』という
意味になると考えればわかりやすいです。

  • お客様各位

スーパーなどでよく見かけますが、
これも厳密には間違い

正しくは『お客各位』です。

ただし、一般的には
お客様各位』で使われる事が多く、
人によっては『お客各位』が
間違いと思っている人もいる為、
お客様各位』と使っても問題にはならないようです。

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関係各位と関係者各位について調べてみたまとめと感想などを

似ている言葉でも、
一字あるかないかで大きく意味が違う、
という言葉も結構ありますよね。

今回もそんな感じの言葉なのかな」と、
最初は関係各位と関係者各位の違いについて、
詳しく調べるつもりだったのですが、

実際には同じ意味合いの言葉として
使われていて、

使い方も全く同じという、
ちょっと予想外の展開になりました。

ただ、『各位』という言葉の方が
意外と重要で、

これの使い方を間違えると
変な感じの言葉になる

というのは勉強になりました。

敬称だったんですね。

ビジネス文書でよく出てくるし、
お客様各位』みたいに
別の敬称をつけて使われてるのもあるしで、
各位そのものが敬称だとは思いませんでした。

逆に様や殿をつけてしまうと
間違いになってしまうとは。

ビジネス文書に使われる言葉と言うのは、
どれも奥深いというか、

意味を知らずとも使えるけれど、
知っておくと全く別の見え方がしてくる気がします。

どうかこの記事を読んだ方が、
各位を上手く使いこなせますように。

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