食関連

じゃがいもの芽には毒があるっていうけど、どの位が致死量?

 

安くて長く保存ができる食材のじゃがいも。

 

いろいろな料理に使いまわしができるので、

安いときに大量に買って保存しておくという方も

多いのではないでしょうか。

 

でも、気がついたら

ずっと前に買ったじゃがいもから芽が出ていた…

なんて経験はありませんか?

 

よく「じゃがいもの芽は毒がある」と聞くので、

食べても大丈夫なのか心配になりますよね。

 

そこで今回は、じゃがいもの芽に含まれると言われている

毒についてまとめてみました!

 

ぜひ最後までご覧ください!

 

[quads id=1]

 

じゃがいもの毒の種類は?毒があるのは芽だけ?

 

「じゃがいもの芽には毒がある」というのは

有名な話ですよね。

 

では、じゃがいもにはどんな種類の毒が

含まれているんでしょうか?

 

じゃがいもに含まれる毒は二種類あり、

ソラニンチャコニンと呼ばれています。

 

ソラニンやチャコニンは、天然毒素の一種で、

植物や貝などがもともと持っている毒のことです。

 

実は、ソラニンやチャコニンはじゃがいもの芽だけではなく、

緑色になった皮の部分にも多く含まれているんです!

 

毒があるのは芽だけじゃなかったんですね~

 

このソラニンやチャコニンが含まれている部分を食べると、

吐き気やおう吐、腹痛などの症状が出てしまいます。

 

[quads id=2]

 

じゃがいもの芽はどの位食べると致死量に達するの?

 

じゃがいもには、芽だけではなく緑色になった皮の部分にも

毒が含まれていることが分かりましたね。

 

では、どの位食べると致死量に達してしまうのでしょうか?

 

体重が50㎏の人の場合は、

ソラニンやチャコニンを150㎎~300㎎摂取すると

死ぬ可能性があると言われています。

 

だいたい0.15g~0.3gぐらいなので、

結構少ない量でも致死量に達してしまうんですね。

 

[quads id=4]

 

じゃがいもで食中毒にならないための保存や下処理の方法!

 

では、じゃがいもによる食中毒にかからないようにするためには

どうしたらよいのでしょうか?

 

結論から言えば、

とにかくソラニンやチャコニンが含まれている部分を

食べないようにすることがとても大切です。

 

実はソラニンやチャコニンは、

加熱しても分解されない毒素なんです。

 

そのため、料理に使う前にしっかり

下処理をしておくことが大切です。

 

ここでは、じゃがいもによる食中毒にかからないための

保存や下処理の方法をまとめてみました!

 

①じゃがいもを買うとき

 

じゃがいもを買うときは、皮が緑色になっていないものや、

芽が出ていないものを選びましょう。

 

皮が緑色になっているものや芽が出ているものを買ってしまうと、

取り除いて食べなければいけなくなってしまいます。

 

②買ってきたじゃがいもの保存方法

 

「じゃがいもは長期保存できるので、まとめ買いする」

という方も多いと思いますが、

じゃがいもを長期間置いておくと、芽が出てしまいます。

 

安全に食べることを重視するなら、

できるだけまとめ買いはせず、

その都度必要な分を買うようにしたほうがよいでしょう。

 

③安全に食べるための下処理の方法

 

もっとも気をつけてほしいのがじゃがいもの下処理です。

 

上にも書いたようにじゃがいもの毒素は

加熱しても減ることはないので、

ここでしっかりと取り除いておく必要があります。

 

具体的には、以下の点に注意して下処理をするようにしてみてください。

 

  • 芽が出ていたら、芽だけではなくその周りも多めに取り除く。
  • 皮が緑色になっている部分は、皮を厚めにむき、その周りも厚めに取り除く。
  • できるだけ皮をむいて食べる。
  • 苦みを感じたら食べないようにする。

これらの点に注意するだけでも、

かなりじゃがいもによる食中毒の危険性を減らすことができますよ!

 

まとめ

 

今回は、じゃがいもに含まれている毒の種類や

安全に食べるための保存や下処理の方法について

ご紹介してきましたが、いかがでしたか?

 

ソラニンやチャコニンはかなり少ない量でも

致死量に達してしまう危険性があるので、

じゃがいもを食べるときは注意が必要ですね。

 

今回の記事を参考にして、

ぜひ安全においしくじゃがいも料理を楽しんでくださいね!

 

[quads id=3]

 

-食関連